“アメリカ史に残る暴動”の実話を基に描く感動作
1992年のロサンジェルス暴動を背景に、家族と暮らせない子供を育てるホストマザーの一家とその隣人を描く社会派ドラマ。デビュー作「裸足の季節」でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたトルコ人女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの長編第二作。
主演は「キングスマン:ゴールデン・サークル」のハル・ベリーと「007 スペクター」のダニエル・クレイグ。年長の子どもたちにはラマー・ジョンソン、カーラン・ウォーカー、レイチェル・ビルソンが扮し、ストーリーを牽引している。
ハリー・ベリーが子どもたちを救うホストマザー役に
ミリー(ハル)は様々な事情から家族と暮らすことのできない子どもたちを家に迎え、育てている。隣人のオビー(クレイグ)は騒々しい彼らに文句ばかりだが、心根は優しく一家を見守っている存在でもある。
ある日、ミリーは母親が逮捕された少年ウィリアム(ウォーカー)を保護し、家族に加える。さらに家族の面倒を見ている長男ジェシー(ジョンソン)が淡い恋心を抱いている高校の同級生ニコール(レイチェル)にも救いの手を差し伸べようとする。
ミリーたちが住む地域で暴動が勃発し……
1992年、前年に起きたロドニー・キング事件とラターシャ・ハーリンズ射殺事件への判決が出るが、あまりに不公平なその判決についにロサンジェルスのサウスセントラルでは暴動が勃発した。ささやかに暮らしていたミリーの一家もその暴動に巻き込まれていく。
「マイ・サンシャイン」
2018年12月15日公開より全国順次公開
出演/ダニエル・クレーグ、ハリー・ベリー
監督/デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
配給/ビターズ・エンド=パルコ
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