最後に一瞬だけ映し出されるおぞましい姿の正体とは?
70年代ドイツを舞台に、名門バレエ・カンパニー<マルコス>に巣食う禁断の秘密を、オリジナルとは異なる視点で大胆にアレンジした本作。本年度ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映されると、すべての想像を超えた衝撃的すぎる内容に歓声と怒号の入り混じる賛否両論が巻き起こり、<本年度最大の問題作>と大きな話題を呼んだ。
監督は、77年公開のオリジナル版『サスペリア』の大ファンで、『君の名前で僕を呼んで』で女性を中心に映画ファンを虜にしたルカ・グァダニーノ監督。オリジナルの設定やキャラクターをベースに、まったく新しい予測不可能な物語として構築。そして音楽を全プロデュースしたのは、劇判初となるレディオヘッドのトム・ヨーク。時に呪文の様に重なり合う音楽や、恐怖や哀愁を伝えるメロディーが作品に不穏な彩りを添え、かつてないホラー映画を誕生させた。
今回解禁となる本予告では、これまであまり明かされていなかったストーリーが浮き彫りに。トム・ヨークが手がける美しくも不穏な旋律のなか、心理療法士クレンペラー博士(ルッツ・エバースドルフ)が、ベルリンを拠点とする世界的に有名な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”の隠された場所に巣くってる“何か”を探すシーンから始まる。
舞台は1977年。主人公は、夢と希望を胸にアメリカからやってきたスージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)。カリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり、直々のレッスンを続けるなか、周りでは不可解な出来事が頻発、ダンサーが次々と失踪を遂げる。失踪した主要ダンサーの一人・パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)の行方を聞くも、マダムは「彼女は去ったの。自らの意志で」の一点張り。
不審に思ったダンサーの一人・サラ(ミア・ゴス)は、舞踊団を捜索するなかで、隠された恐ろしい秘密に触れてしまう。映像の後半では、ダンサーたちが一心不乱に踊るのにあわせ、苦痛の叫びが響き渡る。すべてを操っているのは、一体“誰”なのかー? 最後に一瞬だけ映し出されるおぞましい姿の正体とはー? 予想不可能な物語、センセーショナルでショッキングな展開を予見させ、ルカ・グァダニーノ監督が生まれ変わらせた新『サスペリア』の誕生に期待が高まる映像になっている。
あわせて日本オリジナルポスタービジュアルも完成。力強い表情をしたスージーの背後に、官能的でセンセーショナルなダンサーたちとマダム・ブランが配置され、斬新なビジュアルに仕上がっている。本ビジュアルを見たグァダニーノ監督は「素晴しいポスター。この日本のポスターが僕は世界のいろんなバージョンの中で一番好きかもしれない(笑)」と、そのビジュアルを絶賛し、太鼓判を押している。
サスペリア
2019年1月25日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
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