女暗殺者と女捜査官の強烈な攻防戦
「グレイズ・アナトミー」でクリスティーナ役を演じたアジア系女優サンドラ・オーと、英国ドラマ「サーティーン/13誘拐事件ファイル」で高い評価を受けた新進女優ジョディ・カマーが、捜査官と彼女に追われる暗殺者を演じたノンストップ・サスペンス。早くもシーズン2への継続が決まっている話題作だ。
ウィーンでロシアの政治家がプロの暗殺者に殺され、事件を目撃した恋人がロンドンで保護される。英国保安局〝MI5〞の捜査官イヴは犯行が女性によるものと推理。犯人はヨーロッパ各地で暗躍する美貌の一流暗殺者ヴィラネルだった。〝MI5〞を解雇されたイヴは、海外での情報収集を担当する秘密情報部〝MI6〞にリクルートされ、ヴィラネルを追うミッションへ。いつしかイヴとヴィラネルは互いを宿敵だと意識し合うように…。
ヨーロッパ各地を舞台に、善と悪、二人のヒロインが繰り広げる激闘をスタイリッシュかつスリリングに描き、目が離せなくなる。
このドラマ、ここが面白い!
1. ヒロイン二人の強烈な個性のぶつかり合い
二人のヒロイン、イヴとヴィラネルは正反対のキャラ。暗殺者を追う任務に情熱を傾けるあまり、デスクワークや夫との生活に不満を抱くようになるイヴ。対して一流暗殺者ヴィラネルは、ヨーロッパ各地で華やかに仕事をこなし続ける。そんな二人が少しずつ互いを意識し合いだし、テンションがぐんぐんと高まっていくのが見どころだ。
2. ヨーロッパ各地の街並みにも注目
本作はイギリスのBBCも製作に加わり、それゆえヨーロッパの各地が舞台となり、アメリカのスパイ・サスペンスとは違ったスタイリッシュなムードがたっぷり。ストーリーが進むうち、オーストリアのウィーン、ドイツのベルリン、ロシアのモスクワなど、舞台は次々と変わっていき、大作映画を思わせるスケール感が存分に味わえる。
主演キャストをチェック!
左:サンドラ・オー
(イヴ役)
イヴ役のサンドラ・オーは「グレイズ・アナトミー」でクリスティーナ役を好演し、実力が高く評価された人気女優。本作ではアジア系女優としてエミー賞史上初めてドラマシリーズ主演女優賞にノミネートされ、第76回ゴールデングローブ賞にもノミネート。
右:ジョディ・カマー
(ヴィラネル役)
ヴィラネル役のジョディ・カマーは1993年イングランド生まれの25歳。ドラマ「女医フォスター」を経て、英国ドラマ「サーティーン/13誘拐事件ファイル」のヒロイン、アイビー役で注目の的に。演技力もあるクールビューティーとして、今後も要注目だ。
「キリング・イヴ/Killing Eve」
Killing Eve
2019年2月6日スタート/水曜夜11・00 ~ほか/WOWOWプライム[第1話無料放送]