フランス時間2019年2月22日(金)に開催された第44回セザール賞授賞式にて、「万引き家族」が外国映画賞を受賞した。
日本映画では黒澤明『影武者』以来、38年ぶり
是枝裕和監督作品最大の興行収入を記録している『万引き家族』(ギャガ配給)。米国アカデミー賞外国語映画賞ノミネーションを受けて、2/8(金)より凱旋上映がスタート。
日本のみならず全世界的に大ヒットとなっており、中国では実写邦画歴代1位。フランス・パリでは初登場1位。全米では興行収入300万ドルを越え、2018年公開の邦画実写および外国語映画で1位となっている。
この度、フランス時間2月22日(金)に開催された第44回セザール賞授賞式にて、本作が見事外国映画賞を受賞という知らせが入った。 セザール賞は別名“フランス版アカデミー賞”と呼ばれ、同賞を主催する仏映画芸術技術アカデミー会員の投票によって決まる賞。米国アカデミー賞前哨戦としても重要な賞といえる。今回『万引き家族』が外国映画賞受賞を果たしたが、日本映画で最後に受賞を果たしたのは第6回『影武者』(黒澤明監督)以来、38年ぶりの快挙。
第71回カンヌ国際映画祭最高賞<パルム・ドール>受賞という輝かしい功績の他、現在66の海外映画賞の各部門で、76ノミネート、36の受賞歴を重ねている。次はいよいよ世界最高峰の祭典・米国アカデミー賞(日本時間2月25日)で快挙を成し遂げられるのか期待が高まる。
またセザール賞最優秀作品賞に輝いたのは、日本でも現在公開中のグザヴィエ・ルグラン監督作「ジュリアン」。本作は主演女優賞(レア・ドリュッケール)も受賞した。監督賞は『シスターズ・ブラザーズ』のジャック・オーディアール。主演男優賞は『ガイ』のアレックス・ルッツが受賞。
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