黒人刑事が白人至上主義結社KKKに潜入捜査した驚きの実話の映画化「ブラック・クランズマン」が2019年3月22日から公開中。ストーリーに加えて、登場人物もしっかり紹介しますよ。

第91回アカデミー賞脚色賞受賞!

黒人刑事が白人至上主義結社KKKに潜入捜査した、という1970年代にあった驚愕の実話を、「マルコムX」などのスパイク・リー監督が製作・共同脚本も兼ねて映画化。2018年のカンヌ映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞では作品・監督など六部門で候補になり脚色賞を受賞した。製作にはジョーダン・ピールとジェイソン・ブラムも加わっている。

主演はオスカー二度受賞の名優デンゼル・ワシントンの息子ジョン・デヴィッド・ワシントン。それに「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のアダム・ドライヴァー、「スパイダーマン:ホームカミング」のローラ・ハリアー、トファー・グレイスらが共演している。音楽はリーとのコンビ作の多いテレンス・ブランチャードが担当。

黒人刑事がKKKに潜入捜査した驚きの実話

ストーリー

1970年代のコロラド州コロラドスプリングス。黒人青年ロン・ストールワース(ワシントン)は警官に採用され、この街で初めての黒人刑事になる。彼は書類仕事の記録室に配属されるが事件捜査を希望、潜入捜査官として働くことになった。

最初の仕事はブラックパンサー党演説会への潜入捜査。そこで女性幹部パトリス(ローラ)と知り合ったロンは親交を深めていく。次の仕事は情報集め。新聞に載っていたKKKの電話番号にかけると間もなく折り返され、支部長のウォルター(エッゴールド)と話して気に入られたロンは彼と会うことになる。だがまさか黒人がKKKと会うわけにはいかない。同じ部署の白人刑事フリップ(ドライヴァー)が会う役となり、二人一役の潜入捜査が始まった。

主要キャラクター

画像: 主要キャラクター

KKKに潜入捜査する黒人刑事
ロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)

電話で話したKKKの支部長に気に入られ、潜入捜査することになった黒人刑事。実際に会うことはできないので電話での応対を担当。ブラックパンサーの女性幹部と親密に。

ロンと共に潜入捜査に当たる刑事
フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)

ロンがKKKメンバーと会えないので対面担当として潜入捜査を担うことになったユダヤ系刑事。KKKはユダヤ系も嫌っているので、自分の出自がバレないよう苦労する。

デビッド・デューク(トファー・グレイス)

KKKの最高幹部の一人。ロンの入団式のためコロラドスプリングスまでやって来る。

クワメ・トゥーレ(コーリー・ホーキンズ)

ブラックパンサー党の過激なアジテーター。ストークリー・カーマイケルから改名した。

パトリス・デュマス(ローラ・ハリアー)

ブラックパンサーの女性幹部。演説会に潜入捜査に来たロンと知り合い、次第に親密に。

ウォルター・ブリーチウェイ(ライアン・エッゴールド)

KKKのコロラドスプリングス支部長。電話してきたロンを気に入り入団させようとする。

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