ギスギスした二人の関係がどのように変化していくのか
伝説のバンド“クイーン”を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でフロントマンのフレディ・マーキュリーを演じ、見事アカデミー賞主演男優賞を受賞したラミ・マレック。最近では人気シリーズ『007』の最新作『BOND25』(2020)への出演が決定。今最も“旬”な俳優として、世界の注目を集めている。
そんなマレックが『パピヨン』で演じるのは、主人公パピヨン(チャーリー・ハナム)の囚人仲間である偽札作りの天才ルイ・ドガ。彼らが送られた南米ギアナの流刑地では、金を持つ者が勝者となる。ドガの隠し金に目を付けたパピヨンは、彼の護衛を申し出る。打算で手を組んだ二人だったが、過酷な流刑地を生き抜くうちに互いへの情と信頼が芽生え始める。
1973年版『パピヨン』では、この役をオスカー俳優のダスティン・ホフマンが演じ、パピヨン役のスティーヴ・マックイーンとの「熱い男の友情」に多くの人々が涙した。この大役を演じるにあたりマレックは「『パピヨン』は子供の頃の僕に消えない印象を残した作品だったから、この物語の再解釈は非常に刺激的になるに違いないと感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経ったと思う」と述べている。
今回、お披露目された本編映像は、流刑地に送られるドガとパピヨンが取引を交わすシーンの一部。大海原を見て『自由の匂いだ』と語るパピヨンに『脱獄した奴はいないぞ』とドガが警告するところから始まる。
ドガは若く屈強なパピヨンをボディガードとして雇うが、脱獄を目論む彼と一緒に行動する気はない。計算高く抜け目ないドガは賄賂で釈放されるチャンスを狙っており、荒っぽい行動に出ようとするパピヨンに対して見下すような態度を取る。パピヨンにとってもドガはただの金づるであり、尊大な彼に対して心を開くことはない。ギスギスした二人の関係がどのように変化していくのかは本編で確かめよう。
パピヨン
2019年6月21日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
配給:トランスフォーマー
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