連載インタビュー『シネマという生き方』でおなじみの髙野てるみさん。映画プロデューサーとして巴里映画の代表を務めるかたわら、映画ライター、著作家としても活躍中の髙野さんが、このたび新刊『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』を上梓されました。伝説的デザイナー、ココ・シャネルが生前残したさまざまな言葉から、仕事や人生をもっと楽しむ術を髙野さんが解説してくれるステキな一冊。今回、髙野さんご本人がこの本に関わるさまざまな話を語ってくれました。
画像: 髙野てるみ(たかのてるみ) 映画プロデューサー、エディトリアル・プロデューサー、シネマ・エッセイスト、株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。 著書に『ココ・シャネル女を磨く言葉』『マリリン・モンロー魅せる女の言葉』(共にPHP文庫)ほか多数。近著に、『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』(イーストプレス)がある。 Facebookページ:http://www.facebook.com/terumi.takano.7

髙野てるみ(たかのてるみ)
映画プロデューサー、エディトリアル・プロデューサー、シネマ・エッセイスト、株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。
著書に『ココ・シャネル女を磨く言葉』『マリリン・モンロー魅せる女の言葉』(共にPHP文庫)ほか多数。近著に、『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』(イーストプレス)がある。
Facebookページ:http://www.facebook.com/terumi.takano.7

シャネルの言葉っていま仕事に悩んでいる人にもすごく響くのでは…と思ったんです

──髙野さんの新刊『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』は、シャネルの名言の数々と、髙野さんの解説が興味深くて一気に読んでしまいました。どういった経緯で出版されたのでしょうか?

「9年前に『女を磨くココ・シャネルの言葉』というタイトルで本を出したのですが、それがとても好評で続編も出版されたんです。彼女は名だたる書き手に伝記を書いてもらっていますが、そういった10冊以上もある本を参考に、私の心に響いたシャネルの言葉をピックアップして解説を書いたんです。

それから9年経って、いまに生きる人達は、例えば“もっといい仕事ないかな”と現状に満足していなかったり、自分のやりたい仕事を見つけることもできずに迷われる方が増えているようです。前々から、ココ・シャネルの言葉って、単なる名言であるだけではなく、仕事に悩む人にもすごく役に立つのではないかと気付いていましたので、第一弾として『あなたを変えるココ・シャネルの言葉』を出した出版社から、今回第二弾という形でこの本を出版しました」

──確かに自分の仕事に満足していない人が今の日本には多いように思います。他の国ではどうなのでしょうか?

「例えば、フランスでは自分がやりたい仕事があれば、収入が減ることになっても、そちらの道を選ぶということは少なくない。日本だと条件が良さそうな会社に転職することで、やりたいことではなくても、仕事にすることは多いのではないでしょうか。

でも、自分がやりたい仕事をすることって、仕事を長続きさせたり、楽しさを感じたりするうえで大事だと思うんです。仕事がうまくいっていれば人生も輝く。それは男女問わず言えることだと思います。好きな仕事をしている人は輝いているから、彼女の言葉で言えば、“生き生きとしていれば、醜いということはない”ということになると思います」

画像: 「シャネルの言葉は今にこそ役立つのがすごいですね」

「シャネルの言葉は今にこそ役立つのがすごいですね」

──働く女性が勇気を持てるような言葉もたくさんありました。

「決して優しい言葉ではないけど、厳しい言葉で諭してくれるところが彼女のすごいところ。“優しさに包まれてする仕事なんて、本当の仕事じゃない。怒りがあって、はじめて仕事が出来るのよ。”と言っていますしね(笑)。

幼い頃から修道院で厳しく育てられたという生い立ちも関係あると思いますけれど、他の偉人たちとは目線が違うのです。改めてシャネルの言葉を追っていくと、現代にこそ役立つと思えるのがすごいところなのです」

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