今なお色あせることのない『マイ・ビューティフル・ランドレット』がリバイバル
『マイ・ビューティフル・ランドレット』
1本目は1987年に公開されたダニエル・デイ＝ルイス主演『マイ・ビューティフル・ランドレット』。
本作は第59回アカデミー賞 脚本賞ノミネート、アカデミー賞主演男優賞を3度受賞した唯一の俳優ダニエル・デイ＝ルイスの出世作。イギリスの青年ジョニーを演じるダニエル・デイ＝ルイスは当時28歳。本作でナショナル・ボード・オブ・レビュー助演男優賞を受賞した。
主人公はパキスタン出身の青年オマール。アルコール漬けになってしまった父親とロンドンの安アパートで暮らしている彼は、叔父の紹介でコインランドリーで働くことになり、幼なじみのジョニーと再会。お互い友人以上の思いを抱いてゆく…。
監督は『ヴィクトリア女王 最期の秘密』『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ。同性同士の恋愛や移民問題が描かれ、今なお色あせることのないマスターピースだ。
注目監督アンドリュー・ヘイの『WEEKEND ウィークエンド』が日本初公開
『WEEKEND ウィークエンド』
もう一本は『荒野にて』『さざなみ』で注目されたアンドリュー・ヘイの長編『WEEKEND ウィークエンド』。
本作はロンドン映画批評家協会賞で新人監督賞ほか、世界中の映画祭で上映され、多くの賞を獲得。日本での劇場公開はこれが初となる。
物語は、ライフガードとして働く孤児のラッセルが、一夜の相手を求めてクラブに立ち寄るところから始まる。
アーティストを目指す皮肉屋のグレンと出会ったラッセルは彼とともに帰宅。そしてお互いに欠けていたピースを満たすかのように、2人きりで話をして、愛を交わす。しかし尊いひとときは束の間、ラッセルはグレンからある事実を知らされる。
ゲイであること、ストレートの友人との関係、親へのカミングアウト、プライベート／パブリックでの振る舞いなどについて語られる、パーソナルかつ真に迫ったラブストーリーだ。
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マイ・ビューティフル・ランドレット
WEEKEND ウィークエンド
2019年秋YEBISU GARDEN CINEMAにて公開
配給：ファインフィルムズ
