編集部追記:2019年6月15日に公開した記事を2019年6月20日に一部更新しました
サイモン・キンバーグが劇映画初監督!
超能力を持ったミュータントたちの哀しみや闘い、絆を描いた「X–MEN」シリーズ。1963年のスタート以来、マーベル・コミックのなかでも絶大な人気を誇り、2000年に初の映画化。最初の三部作が作られた後、2011年の「X–MEN:ファースト・ジェネレーション」からは現在の新メンバーになり、彼らを描く本の映画と、様々なスピンオフが作られてきたが、現行メンバーによるシリーズは、いよいよフィナーレを迎える。
これまで製作や脚本で10年以上シリーズに関わってきたサイモン・キンバーグが劇映画初監督。出演はTV「ゲーム・オブ・スローンズ」のソフィー・ターナーがジーン・グレイを演じるほか、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホールト、タイ・シェリダン、アレクサンドラ・シップ、エヴァン・ピーターズ、コディ・スミット・マクフィーらが共演。ジーンに近づく謎の女をジェシカ・チャステーンが演じている。
キャラクターたちのエモーショナルな関係に注目!
1. ジーン・グレイ/ダーク・フェニックス(ソフィー・ターナー)
テレパシーとサイコキネシス能力を持つ。少女時代から強力な力を発揮し、家族からも危険視されていた。今回は力の制御ができなくなり、ダーク・フェニックスとして覚醒する。
信じていたプロフェッサーXに嘘を吐かれていたことを知り逆上。
2. チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)
X-MENの創設者。史上最強のテレパシー能力者で、他人の心を操ることもできる。エグゼビア・スクールを設立して孤独なミュータントの居場所を作り、人類との共存を願う。
ミュータントの地位向上に尽力してきたが、ジーンの暴走によりご破算に。それでもなおジーンを信じている。
3. エリック・レーンシャー/ マグニートー(マイケル・ファスベンダー)
磁力を操り金属を自在に動かす能力者。ホロコーストで家族を失った。プロフェッサーXとはかつて協力関係にあったが、人類とミュータントは共存不可能との思いから決別した。
社会から距離を置いて暮らしていたが、かつて愛した者の死を知り怒りの行動に出る。
4. レイブン/ミスティーク(ジェニファー・ローレンス)
普段は青い皮膚に覆われているが、どんな姿にも変身できる。プロフェッサーXとは兄妹のように育った。一度は敵対するが、大統領の命を救ったことで国民的英雄になった。
仲間よりも理想を追うプロフェッサーXに反感を抱く。やがて悲劇的な運命に直面。
5. ハンク・マッコイ/ ビースト (ニコラス・ホールト)
プロフェッサーXの教え子だった天才科学者。青い毛の獣人に変身すると超人的な身体能力とパワーを発揮する。かつては自分がミュータントであることに悩んでいたが、今は克服。
プロフェッサーXの方針に不満を抱きつつある。
6. スコット・サマーズ/サイクロップス(タイ・シェリダン)
目から強力な破壊光線を出すことができるが、自分でも制御できないため、特殊なサングラスを装着している。
ジーンとは互いに惹かれあっているが、愛ゆえに試練を受けることに。彼女がどんな苦境に追いやられようと、救出の道を模索する。
7. オロロ・マンロー/ストーム(アレクサンドラ・シップ)
気候を操る能力者。風や雨、雷を自在に起こし、気流に乗って飛行することもできる。かつてはカイロで盗賊をしており、X-MENに敵対したこともあったが、今は仲間に。
ジーンが引き起こすであろう破滅に恐怖を覚える。
8. ピーター・マキシモフ/クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)
マグニートーの息子。音速を超える速さで移動することができ、その際には彼の眼にはすべてがストップモーションに見える。全力疾走によって強い風を起こすことも可能。
ジーンの暴走を止めようとして重傷を負い戦闘不能に。
9. カート・ワグナー/ ナイトクローラー (コディ・スミット・マクフィー)
悪魔のような外見をしたミュータントだが、普段は温和で寡黙。長い尻尾を武器にして闘うこともできるが、主な能力はテレポート。自分だけでなく、触れた物や人も移動できる。
どこかオドオドしているが、壮絶な戦闘のなかで怒りを爆発させる。