「X-MEN」全7作をタイムライン順に紹介
「X-MEN」には二つの時間軸がある。「フューチャー&パスト」で“未来からウルヴァリンが飛び込んできた”おかげで、この図のようにもう一つのタイムラインが作られたのである。
まずはウルヴァリン三部作を紹介したのち、「X-MEN」全7作を年代順に整理してみる。
ウルヴァリン三部作
鋭く硬い鉄のツメを持つアウトロー、ウルヴァリンを主人公にした三部作。X-MENの一員としてではなく、ひとりのミュータントとしての彼にフォーカスする。一作目では生い立ちと肉体改造の秘密が明らかに。二作目では日本での死闘が描かれ、完結編となった三作目では老いた肉体に鞭を打ち、最後の戦いに臨む姿が描かれる。
時間軸のうち一つ目のタイムラインが描かれている作品名を赤、もう一方を青で表記。「X-MEN:フューチャー&パスト」でウルヴァリンが2023年からは1973年の世界に飛ぶことをきっかけにタイムラインが分かれるのだ。
1962年
「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」
若きチャールズはCIAの協力を得て、ミュータントたちを束ねてX-MENの基になる組織を結成。東西冷戦に乗じて第三次世界大戦を起こそうとする悪党に立ち向かう。
1973年
「X-MEN:フューチャー&パスト」
ニクソン米大統領の政権下、ミュータント討伐のための“センチネル計画”が実行に移される。それを阻止するためチャールズらは奔走。彼はここでウルヴァリンと初めて会う。
1983年
「X-MEN:アポカリプス」
古代エジプトで葬られていたすべてのミュータントの祖アポカリプスが復活。その強大な力は世界を滅ぼしかねないものだった。チャールズはエリックと協力して、この敵に挑む。
1992年
最新作「X-MEN:ダーク・フェニックス」
チャールズの尽力により、ミュータントは社会に居場所を見つけ始めていたが、彼の片腕ジーン・グレイが暴走。これにより、ミュータントはおろか人類も苦境に追い込まれる。
2002年
「X-MEN」
先進国首脳会議に集った各国の首脳をミュータントに変えようと企む、マグニートーの大胆不敵なテロ計画。ウルヴァリンを加えたX-MENは、それを阻止すべく戦いに臨む。
2003年
「X-MEN 2」
米国政府による対ミュータント対策がエスカレート。首謀者ストライカー大佐は、恵まれし子らの学園を急襲。ミュータントはもちろん、捕らえられたチャールズにも危機が迫る。
2006年
「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」
ミュータントの特殊能力を消す新薬キュアが開発され、ミュータント社会に大きな波紋を投げかける。一方、マグニートーはキュアの根絶を画策してチャールズと対立することに。
2023年
「X-MEN:フューチャー&パスト」
対ミュータント用のロボット・システム、センチネルの迫害によりミュータントは絶滅の危機に直面。センチネル誕生の根源を破壊すべく、ウルヴァリンは1973年の世界に飛ぶ。
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