リチャード・マッデン
プロフィール
1986年6月18日生まれの33歳。スコットランドのレンフルシャー生まれ。10代の頃から子役として活躍、2011年スタートの「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役でブレーク。映画では「暮れ逢い」(2013)、「シンデレラ」(2015)などに出演。最近ではNetflix配信の「ボディガード 守るべきもの」も評判。マーベルの新ヒーロー映画『エターナルズ』の重要な役を演じることも決定。
マッデンにときめく理由
王子様キャラからの脱却に快哉!
美男子というのは、ともすればタイプキャストな役のループに陥りがち。「シンデレラ」の麗しき王子様イメージからの脱却を、本作で見事に果たしたマッデン。エルトンの愛を独り占めにし、それを後ろ盾に音楽業界でノシていく凄腕マネージャー役は、悪役を通り越して天晴れというべき快演ぶり。
タロンの歌に衝撃を受けて出演を決めたんだ
自身のセクシュアリティーに葛藤していたエルトン・ジョンは、ジョン・リードと出会い初めて本当の愛を知る。だがその恋愛関係は長くは続かなかった。エルトンの恋人でありマネージャーでもあったジョン・リードを演じたのはリチャード・マッデン。「シンデレラ」の王子様役の印象が強いが、彼にとって今回の役は大きなチャレンジだっただろう。
ーージョン・リードという役を務めた感想は?
ジョン・リードは、エルトンが初めて長く付き合った男性で、28年間マネージャーを務めた男だ。エルトンはジョンと出会ったことで、素の自分をカミングアウトできた。けれども物語が進むにつれ、二人の関係はよりビジネス的なものに変わっていくんだ。
ーー最初にオファーを受けた時の感想は?
監督から話を聞いた時は、あまりに奇抜でどんな作品になるのか見当もつかなかった。その時に監督がタロンの歌う“ロケットマン”を聞かせてくれたんだけど、本当に興奮したよ!これまで聞いた“ロケットマン”とはまったく違っていた。新しいエルトンに出会えたような気がした。タロンと監督がいれば絶対にいい作品ができると思ったんだ。
ーー今回は歌とダンスも披露していますね?
僕は歌手でもダンサーでもないから、まったく新しい挑戦だったよ。最初は部屋の中で周囲に気を使いつつおそるおそる歌ったんだけど、舞台上で2000人の前で裸になる方がよっぽど気が楽だと思えたね(笑)。まるでさらし者にされている気分だった。それでもとにかく頑張るしかなかったよ。
「ロケットマン」
2019年8月23日(金)公開