ハリウッドの鬼才クエンティン・タランティーノ監督4 年ぶりとなる最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が2019年8月30日(金)日本公開。この度、本作の公開を前に、タランティーノ監督と主演のレオナルド・ディカプリオが来日し、8月26日に記者会見を実施した。

レオとブラピをキャスティングできたのは“世紀のクーデター”

250人の報道陣が集まった超満員の会場に、レオナルド・ディカプリオ、クエンティン・タランティーノ監督、シャノン・マッキントッシュプロデューサーが登場。タランティーノ監督は「日本に戻ってこれて嬉しいよ。今日は集まってくれてありがとう!」とご挨拶。先日、もうすぐ妻であるダニエラ・ピックとの間に子どもが生まれることを発表した監督にMCから祝福のメッセージが寄せられ、「そうなんです!妻が妊娠しました!家中に小さなタラちゃんが沢山いるような日も近いと思うよ」と、日本通であるタランティーノ監督ならではのジョークを交えつつ笑顔で答える一幕も。続けてディカプリオは「日本に戻ってこられて嬉しいよ。いつも温かい歓迎に感謝している。初来日は『ギルバート・グレイプ』だと思いますが、その時から何度も思っているよ。」、プロデューサーのシャノンは「私は初来日になります。今回はここにいるタランティーノ、ディカプリオとともにこの作品を携えてこられてとてもうれしく思います。2日間東京を回っていましたが、本当に美しい街だと思いますし、皆さんにこの作品を楽しんでいただきたいと思います。」と、日本来日を果たした喜びを思い思いに明かした。

画像1: レオとブラピをキャスティングできたのは“世紀のクーデター”

ディカプリオが演じるリックとブラッド・ピットが演じるクリフのバディぶりが素晴らしい本作。この2大スターを起用するということについて問われると、「この2人がぴったりだったから。」とタランティーノ監督はきっぱりと答え、「自分が選んだというか、彼らが選んでくれたんだ。世界中がオファーがある中、自分を選んでくれたことを嬉しく思うよ。この2人のキャスティングができたことは世紀のクーデターだと思うよ。」と笑顔で答えた。
続けて、「1人が主演格であっても、スタントダブルというバディものなので、大物だからというキャスティングではなく、内面の部分が違っても外面の部分が近しいルックスになることが必要で、2人(ディカプリオとブラッド)がその共通点を持っていてよかったよ。」と、外見も似ていることがあることも重要であることと述べた。

画像2: レオとブラピをキャスティングできたのは“世紀のクーデター”

映画では親友の2人。役作りの上でブラッドと打ち解けるために行ったことについて聞かれるとディカプリオは、「今回、徹底的に映画に対してはリサーチした。ブラッドが演じるクリフもこの業界に属しているが、少し外側にいて落ちぶれている。ハリウッドが変革していく中、取り残されているんだ。僕たちは成功していると思うけど、この業界がどういうものか見ているし、キャラクターの状態もわかるし、お互いに依存しあっているバックグラウンドのストーリーを監督がすべて用意してくれていて、撮影に入る前だけでなく撮影が始まってからも情報をくれたのですんなり演じることができました。」と、タランティーノ監督との信頼関係があってこその演技だったことを明かした。

最後に、本作のタイトル、そして舞台にもなる「ハリウッド」が持つ意味について問われるとタランティーノ監督は「映画業界とハリウッドという街の2つの意味を持っていて、この作品は両方を描いた作品。市民が住んでいる街でもあり、一つの業界として成功や失敗が隣り合わせにある街なんだ。ポジションがどんどん変わってくる興味深い業界であり、高校生活が続いているような感覚になる街だと思う。」、ディカプリオは「僕が生まれ育った場所。かなり悪評もあって、そういう酷い人たちがいることも確かですが、僕にとっては家族がいて良い友達がいるので自分自身の一部になっている。夢の工場でもあり、失敗もある街。LAで世界中から集まった多くの素晴らしい人々に会ったり、LAに戻るのはいつも嬉しく思う。」と、思い思いに自身の「ハリウッド」に対する想いを寄せた。

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