“闇のヒーロー”バットマンの宿敵として、これまで何度も映像化され、その度にファンのど肝を抜いてきたヴィラン=ジョーカー。この秋、そんな悪のカリスマの誕生に迫る新作「ジョーカー」が、世界中の熱い注目を集めている。ホアキン・フェニックス演じる孤独で心優しい青年が、なぜ悪の権化のようなヴィランになってしまうのか?その衝撃的な映像は、これまでのコミックス映画化の常識を打ち破るだけでなく、今後のこうした作品にも多大な影響を及ぼすだろうと言われている。次期アカデミー賞でも波乱を呼びそうなこの問題作に肉薄する!

トッド・フィリップス監督が語る「ジョーカー」

トッド・フィリップス

──ホアキン・フェニックスの起用について

『今までジョーカーを演じた俳優に共通しているのは、怖いもの知らずの要素があることだ。ジャック・ニコルソンもヒース・レッジャーもジャレッド・レトもね。ホアキンにもその要素がある。僕らは彼のために脚本を書いたんだ。「彼がやってくれるといいな」と思いながら。彼は中途半端なことをしないからね。この映画でも全力でそれをやった。彼のような俳優は他にいないね』

──ロバート・デニーロの参加について

『デニーロが参加してくれるのも僕らの夢だった。第一に彼はあの名優デニーロだ。そしてこの映画は彼の主演した「キング・オブ・コメディ」とも少し繋がっている。もし彼を捕まえることができて、最後のシーンでホアキンと対峙させることができたら最高に素晴らしいものになると思ったんだ』

──今回のジョーカーが特異な点は

『ホアキンを含む、ジャック、ヒース、ジャレッドの4人はみんなお互いにとても違う。僕は彼ら全員が大好きだ。ジョーカーを演じるのは誰かがジェームズ・ボンドを演じるのと違って、それをやるのに実に多くの方法があるということだ。僕は5年後に誰か違う俳優が違うジョーカーを演じるのを見たいね』

「ジョーカー」
2019年10月4日(金)公開

原作:ジョーカー/2019年/アメリカ/2時間2分/配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:トッド・フィリップス/出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デニーロ、ザジー・ビーツ、フランシス・コンロイ
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