ミシェル・ファイファー (イングリス王妃)
“エルが小さかった時のことを 覚えているわ!”
──今作で初登場となるイングリス王妃は、女王であると同時に、オーロラの将来の義理の母になろうというキャラクター。それを演じているのが、ハリウッドの演技派女優ミシェール・ファイファーだ。
『イングリスはマレフィセントと対立することになるのだけど、彼女の使命は自分の国民を守ることなの。彼女には良い部分と悪い部分があるわ。こういったストーリーは子供にとっても良いことだと思う。子供にはいつもつい「良い子でいなさい」って言ってしまうけど、彼らの中にもダークな部分はあるかもしれないのよね』
──アンジーやエルとの共演はどうだった?
『彼女たちとの共演シーンもたくさんあって楽しかった!エルはお姉さんのダコタと私が昔共演した時、まだ本当に小さくてセットでちょろちょろ走り回っていたのを覚えているわ(笑)。そんな彼女がオーロラを完全に自分のものにして演じているなんて!』
──最近は「アントマン&ワスプ」など若い世代に向けた作品にも多く出ているが。
『若い人向けの映画なら「グリース2」の頃からやってきたことよ。そういうプロジェクトも私は好き。でもグリーンスクリーンをバックに演じるのは以前はすごい抵抗があったの(笑)。今の映画はこういうことが製作の一部ですからね。簡単じゃないけど私も少しずつ上手くなっていることを願うわ(笑)』
──では、今回の「マレフィセント2」の見ど ころやメッセージは?
『一作目でも語られていたことだけれど、善と悪は誰の中にもあるということ。そして家族とは何かとか、女性のパワーについても描かれるわ。恐怖のせいで人は間違った選択をすることもあるということも。なんだか今の時代にぴったりの様な内容だけど、同時にこれはどんな時代にも通用するテーマね』
ディズニーの新しいキャラクターを創造することができてエキサイティングだった、とも語るミシェルだった。