映画の未来を変える、とも言われている映像革命映画「ジェミニマン」。この映画を作ることができたのは、世界最高のフィルムメーカーたちがガッチリと手を組んだから。ヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマー、アカデミー賞監督アン・リー、そして超一流エンターテイナー、ウィル・スミス。奇跡の映画はどうやって作られたのか!? 大物3人が語り尽くした貴重なトークをお届けします。
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若き日の僕は100%デジタルなんだ(ウィル・スミス)
「ジェミニマン」は間違いなく映画の世界に一大革命をもたらす作品だ。これまで誰も経験したことのない前人未到の領域への挑戦。このチャレンジに名乗りを上げたのが、製作者ジェリー・ブラッカイマー、アン・リー監督、そして人気俳優ウィル・スミスの3人だ。
ハリウッド映画ファンでジェリー・ブラッカイマーの作品を見たことのない人はいないはず。「パイレーツ・オブ・カリビアン」をはじめとするハリウッド最高峰のヒットメーカーだ。一方アン・リー監督といえば「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で二度のアカデミー賞監督賞に輝く巨匠。そしてハリウッドのトップスターの中でも抜群の人気を誇るウィル・スミス。
彼らに共通しているのは、チャレンジを恐れないということ。新しいテクノロジーを使いこなすためには当然、新しい撮影方法、新しい演技方法が要求される。一体彼らはどのような情熱をもってこの映画に挑んだのか。映画ファンなら絶対に聞き逃せない貴重なトークだ。
──今回新しく使われたテクノロジーについて話していただけますか?
アン・リー
『そこはしっかり言っておきたいところだね。これは俳優を若く見せているのではない。CGを使って、何もないところから若いウィル・スミスを作ったんだ』
ウィル・スミス
『今作のすごいところは、若い僕は今の僕の映像を加工したものではないこと。100%デジタルなんだ。「ライオン・キング」のライオンと同じ、完全なCGなんだよ』