スペインの天才フラメンコダンサー、ロシオ・モリーナのステージの創作現場に迫ったドキュメンタリー映画『衝動―世界で唯一のダンサオーラ 』 が2020年3月より全国順次公開。合わせてティザービジュアルが解禁された。
伝説のバレエダンサーが彼女のもとにひざまずいたという逸話
スペイン舞踊界の最高の栄誉「スペイン舞踊家賞」を26歳の若さで受賞、 2018 年にイギリスの舞台芸術の最⾼賞「ローレンス・オリヴィエ賞」ノミネート、伝説のバレエダンサー、 ミハイル・バリシニコフがそのパフォーマンスを観て、彼女のもとにひざまずいたという逸話など、数々のエピソードに彩られた天才ダンサー、ロシオ・モリーナ。
彼女は自らをダンサオーラ(*)と呼び、その天才的なリズム感、驚異的な身体能力、天性の芸術的感性で異次元のステージを繰り広げる。奇抜な振り付けと高度なテクニックを駆使した彼女のステージは、フラメンコの世界を押し広げ、各国の舞台芸術や現代アートの世界からも熱い視線を送られている。
*ダンサーとバイラオーラ(女性フラメンコダンサー)を掛けた造語
本作は、彼女のステージの創作現場を追ったドキュメンタリー。パリのエッフェル塔を望むフランス国立シャイヨー劇場での上演までの道のりに密着した。創作、練習、ステージの現場が映し出されると同時に、共に作品を作り上げるミュージシャン仲間たちや、家族の証言などを通して、アーティストとしてのロシオ個人にも迫る。
世界中のファンを魅了してやまない彼女のパフォーマンスやステージはどのように出来上がっていくのか。フラメンコの枠を超えた注目を浴びながら、フラメンコの魂を持ち続ける彼女が追求するステージとはー。 舞踊界 の次世代を担う、世界を代表するトップダンサーの神髄がついに明らかになる。
衝動―世界で唯一のダンサオーラ
2020年 3 月、東劇、東京都写真美術館ほか全国ロードショー
配給:トレノバ、ノーム