次期アカデミー賞レースでも有力と評判
世界最大級のオンラインエンターテインメントサービスを提供するNetflixは、Netflix映画『アイリッシュマン』を2019年11月27日(水)より全世界同時配信予定。
本作は第57回ニューヨーク映画祭のオープニング作品として、配信に先駆けて初お披露目された上映時間209分というスコセッシ監督渾身の超大作。その完成度の高さに評論家、メディアからは「スコセッシの最高傑作!」(New York Post)、「スコセッシの作品で最も感傷的で胸を打たれる!」(New York Times)、「アカデミー賞作品賞のノミネートは確実だろう!」(The Playlist)と大絶賛が起こり、米・映画レビューサイトRotten Tomatoesでも批評家スコア96%という高評価を維持している(11/19時点)。
その後もロンドンや釜山などの国際映画祭で上映され、11月5日(火)には第32回東京国際映画祭で特別招待作品として日本で初上映された。劇場チケットは瞬殺で完売となり、鑑賞後には「凄い映画だ!!! マスターピース!!」、「こんなにも満ち足りた気分で映画館を出たのは久しぶり」、「スコセッシ作品で今までこんなに涙を流したことがあっただろうか…」と圧倒的な作品力と唯一無二の鑑賞後感がSNS上で話題になっている。
全米トラック運転組合のリーダー:ジミー・ホッファ(アル・パチーノ)の不審な失踪と殺人事件。その容疑は、彼の右腕で友人の凄腕のヒットマンであり、伝説的な裏社会のボス:ラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)に仕えていたフランク・シーラン(ロバート・デニーロ)にかけられることに。アメリカ最大の未解決事件といわれるこの事件をきっかけに、犯罪組織の抗争、主導権争い、政権とのつながり、そしてJFK暗殺事件への関与まで、シーランを通じてアメリカ裏社会の闇と事件の真相が浮き彫りになっていく。
この度、解禁となった予告編は、シーランの回想視点で描かれ、メガホンをとったマーティン・スコセッシが「物語は1949年から2000年にかけて描かれ、継続的に時間を行き来するんだ。冒頭に、82才の男性が結婚式に向かうロードトリップについて話をしている1975年のシーンから始まって、その後、50年代、60年代、70年代に遡り、また現在に戻るんだよ」と語っているように、半世紀に渡る男たちの物語が壮大なスケールと圧巻のクオリティで綴られいることを感じさせる。
さらにスコセッシ監督はシーランについて「シーランは第2次世界大戦の退役軍人で、連続411日間に及ぶような過酷な戦闘を経験していたんだ。何度も死にそうになった経験の後、何のために生きるのか分からない世界に戻ることになる。そこで家族のために 頑張らなくてはないはずなのだが、彼には教育もなければチャンスもなく、人生がうまくいく兆しがなかった。その時、彼は、“彼を必要とする人々”と思いがけず出会うことになるんだ」と彼が抱える背景と人間関係について語っている。シーランを演じたデニーロは「台本読みをした時にとても高揚したんだ。私は人間味がある話が好きなんだよ。この物語は、思っていたよりもとても人間味があるんだ」と、裏社会の無法者たちの生き様を描きつつも、それぞれの人物の深いドラマにフォーカスしていると明かしている。
映画史に残るハリウッドレジェンド達の奇跡の競演の話題はもちろん、本年度アカデミー賞3部門を受賞したNetflixオリジナル映画『ROMA/ローマ』同様に、今後の各賞レースを席巻することにも早くも注目が集まっている。
Netflixオリジナル映画 『アイリッシュマン』2019年11月27日(水)独占配信開始