2020年1月10日(金)の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」ブルーレイ&DVDリリースに先駆け(デジタル先行配信中)、作品に登場する100のキーワードをレクチャーするガイド記事を4回にわたり公開。初回はNo.1~26までのキーワードを紹介する。(解説:井上健一)

19スクリーン・ジェムズ

アメリカの映画会社。リックが活躍した1950~60年代は『名犬リンチンチン』(54~59)『奥様は魔女』(64~72)などのテレビドラマも手掛けた。最近の配給作に「ブライトバーン/恐怖の拡散者」(19)。クリフと会話するリックのせりふに登場。

20ロマン・ポランスキー

1968年にシャロン・テートと結婚した映画監督。30代だった当時は、初長編「水の中のナイフ」(62)、「ローズマリーの赤ちゃん」(68)などで気鋭の映画作家として世界的注目を集めていた。「戦場のピアニスト」(02)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。

画像: 実際のポランスキー監督とシャロン・テート(Photo by Keystone/Getty Images)

実際のポランスキー監督とシャロン・テート(Photo by Keystone/Getty Images)

21シャロン・テート

1943年生まれ。64年に映画デビューを飾り、67年に出演した「吸血鬼」のロマン・ポランスキー監督と68年に結婚。69年8月9日、ポランスキー不在の自宅を襲撃してきたチャールズ・マンソン率いるカルト集団によって惨殺された。享年26。

画像: 本作ではマーゴット・ロビーがシャロン・テートを演じている

本作ではマーゴット・ロビーがシャロン・テートを演じている

22ローズマリーの赤ちゃん

1968年に製作されたロマン・ポランスキー監督のハリウッドデビュー作にして代表作。情緒不安定に陥った妊婦が体験する恐怖を、巧みな心理描写で描き切ったホラー。リックがポランスキーについて語るせりふに登場。

23オーディ・マーフィ

第二次世界大戦の英雄として人気を集めた後、ハリウッドに招かれてスターに。1950~60年代にかけて「勇者の赤いバッヂ」(50)、「許されざる者」(59)といった戦争映画や西部劇に数多く出演した。帰宅したリックとクリフの会話に登場。

24あの娘のレター

1967年のボックス・トップスのヒット曲。帰宅中のクリフがハリウッド大通りを爆走する場面で流れるのは、ジョー・コッカーによるカバー版。一連のシーンでは「サマータイム」「ランブリン・ギャンブリン・マン」なども聴くことができる。

25セメントの女

フランク・シナトラ扮する私立探偵の活躍を描いた1968年の映画。「トニー・ローム/殺しの追跡」(67)の続編。クリフの自宅の傍にあるドライブインシアターの上映作品として、看板にタイトルが掲げられている。

画像: 「セメントの女」©20th Century-Fox/An Arcola-Millfield Production Panavision

「セメントの女」©20th Century-Fox/An Arcola-Millfield Production Panavision

26かわいい毒草

「サイコ」(60)のアンソニー・パーキンスが主演したサイコホラーで、1968年の作品。精神を病んだ青年が、1人の少女と出会い、破滅していく。「セメントの女」(68)の併映作品として、ドライブインシアターの看板に表示。

画像: 「かわいい毒草」©20th Century-Fox/A Lawrence Turman Production

「かわいい毒草」©20th Century-Fox/A Lawrence Turman Production

▶次回はNo.27~50までのキーワードを徹底解説します。お楽しみに!

画像: “ワンハリ”が100倍楽しめる!「ワンハリ・カルチャー・ガイド100」PART1(No.1-26)

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
2020年1月10日(金)リリース/デジタル先行配信中
ブルーレイ&DVDセット【初回生産限定】=4743円+税(2枚組)、4K ULTRA HD&ブルーレイセット【初回生産限定】=6800円+税(2枚組)

【映像特典】●未公開シーン(7種) ★監督からハリウッドへのラブレター ★こだわりの車 ★ハリウッドの再現 ★撮影への思い入れ ★1969年のファッション ●ミュージック・セレクション
★…ブルーレイのみの収録
【初回生産限定特典】・アートカード5種リック・ダルトン仕事集 ・特製ギャラリーブック (28P)

PART2はこちら!

This article is a sponsored article by
''.