19:スクリーン・ジェムズ
アメリカの映画会社。リックが活躍した1950~60年代は『名犬リンチンチン』(54~59)『奥様は魔女』(64~72)などのテレビドラマも手掛けた。最近の配給作に「ブライトバーン/恐怖の拡散者」(19)。クリフと会話するリックのせりふに登場。
20:ロマン・ポランスキー
1968年にシャロン・テートと結婚した映画監督。30代だった当時は、初長編「水の中のナイフ」(62)、「ローズマリーの赤ちゃん」(68)などで気鋭の映画作家として世界的注目を集めていた。「戦場のピアニスト」(02)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。
21:シャロン・テート
1943年生まれ。64年に映画デビューを飾り、67年に出演した「吸血鬼」のロマン・ポランスキー監督と68年に結婚。69年8月9日、ポランスキー不在の自宅を襲撃してきたチャールズ・マンソン率いるカルト集団によって惨殺された。享年26。
22:ローズマリーの赤ちゃん
1968年に製作されたロマン・ポランスキー監督のハリウッドデビュー作にして代表作。情緒不安定に陥った妊婦が体験する恐怖を、巧みな心理描写で描き切ったホラー。リックがポランスキーについて語るせりふに登場。
23:オーディ・マーフィ
第二次世界大戦の英雄として人気を集めた後、ハリウッドに招かれてスターに。1950~60年代にかけて「勇者の赤いバッヂ」(50)、「許されざる者」(59)といった戦争映画や西部劇に数多く出演した。帰宅したリックとクリフの会話に登場。
24:あの娘のレター
1967年のボックス・トップスのヒット曲。帰宅中のクリフがハリウッド大通りを爆走する場面で流れるのは、ジョー・コッカーによるカバー版。一連のシーンでは「サマータイム」「ランブリン・ギャンブリン・マン」なども聴くことができる。
25:セメントの女
フランク・シナトラ扮する私立探偵の活躍を描いた1968年の映画。「トニー・ローム/殺しの追跡」(67)の続編。クリフの自宅の傍にあるドライブインシアターの上映作品として、看板にタイトルが掲げられている。
26:かわいい毒草
「サイコ」(60)のアンソニー・パーキンスが主演したサイコホラーで、1968年の作品。精神を病んだ青年が、1人の少女と出会い、破滅していく。「セメントの女」(68)の併映作品として、ドライブインシアターの看板に表示。
▶次回はNo.27~50までのキーワードを徹底解説します。お楽しみに!
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