本日1月15日(水)より発売となるアメコミ界で話題沸騰のDCTVシリーズ最新作「タイタンズ<シーズン1>」。バットマンと別々の道を歩みだした初代ロビンことディック・グレイソンが、特殊能力を持つ若きヒーローたちとチーム「タイタンズ」を結成し、悪に立ち向かってゆく物語だ。チームのリーダー、“ロビン”ことディック・グレイソン(ブレントン・スウェイツ)の吹き替えは、数々のアニメ作品でメインキャラクターを演じている人気声優・梶裕貴。インタビュー後編では、好きなDC作品について、声優という仕事への向き合い方や今後挑戦してみたい役、さらに「タイタンズ」の今後の注目ポイントなどをたっぷりと語ってもらった。(文:タナカシノブ、写真:久保田司)

——お気に入りのDC作品、キャラクターを教えてください。

小さい頃から身近に感じていたキャラクターはバットマンです。2018年公開のアニメ映画の『ニンジャバットマン』でもロビンを演じさせていただきましたし、新人時代にはゴッサムシティを舞台にした劇場版アニメにも出演させていただきました。そして、今回「タイタンズ」でもロビンを演じさせていただき、声優人生においても節目節目でお世話になっているので、勝手に不思議なご縁を感じています(笑)。子どもの頃と今とでは、作品から感じるものも変わってきてはいますが…現実社会はクリアでピュアなだけじゃなく、闇や問題点も沢山ある、というのを非常に上手に汲み取って作られていますし、ヴィランと呼ばれる敵役にもしっかりとドラマがあるのがすごく魅力的だと思います。子供の頃、ジョーカーは怖い存在でしかなかったのですが、最近はいろいろな形で映像化され描かれ方もそれぞれ違っているので、ビジュアルから感じる怖さという漠然としたものだけではない、人間という存在自体の儚さや物悲しさも感じるようになりました。こう考えてみると、バットマンシリーズというものは小さいお子さんから大人まで、老若男女幅広く楽しんでもらえる作品が多い気がします。僕の中でベースにあるのは、初めてシリーズに触れたティム・バートン版の『バットマン』ですかね。

画像: 「タイタンズ」のリーダー“ロビン”/ディック・グレイソン

「タイタンズ」のリーダー“ロビン”/ディック・グレイソン

——ドラマシリーズ初主演も含めて、ミュージカルにも挑戦した2019年を経て、2020年にはどんなことに挑戦したいですか?

基本的には、変わらずに「来るもの拒まず」の精神で、やらず嫌いせずに挑戦させていただければと思っています。ただ、これまでのキャリアの中で、自分の得手不得手や好き嫌いもわかってきましたし、ひとつひとつのことにどういった距離感で向き合っていくのがベストなのか、改めて考えていかなくてはな、とも感じてしまいます。そろそろ年齢的にも試すだけではなく、もっと奥へと深く踏み込むタイミングなのかな、と。声優という仕事に誇りを持ち、お芝居をさせていただけることに感謝しつつ、同時に自分のまだ見ぬ可能性を探っていきたいと思います。(外画の)吹き替えは、声優の誇るべき文化、そして技術だと思います。これから先、もっともっと勉強していきたいです。

——梶さんにとって声優という仕事の魅力とは?

声だけで演じなければならないという難しさがある一方で、声のお芝居だからこそできることがあると僕は思っています。昨年、初めてミュージカルに挑戦し、殺陣やアクションを経験したのですが、やはり、ハードな動きに対応する体力や技術が必要な専門的なお芝居なんだなと感じました。もっと経験を積むことが必要だなと痛感しましたね。比べて声優の仕事は、人じゃないものにもなれるし、性別や年齢の演じ分けも可能です。声だけなら最強にだってなれる。(笑)口パクや呼吸に合わせて芝居をするという制約はあるけれど、ミュージカルを通じて、逆に声優のお芝居の自由さも感じました。

画像1: “吹き替えならではのパパ役に憧れます”『タイタンズ』梶裕貴インタビュー【後編】

——今後、吹き替えで挑戦してみたい役やジャンルはありますか?

声質の問題もありますが、いずれは父親役をやってみたいです。吹き替えならではの“パパ”みたいな雰囲気っていいなって。

——「愛してるよ」とかさらっと言えるパパとか素敵ですよね。

愛に溢れる、包容力のあるお父さんとかやってみたいですね。『タイタンズ』のようなシリアスなドラマも好きですが、『フルハウス』のようなコメディも大好きなので、ぜひ挑戦したいです。子どもの頃、夕ご飯を食べるときによく観ていたので、そこで知らず知らずのうちに、吹き替えでの空気感やテンポ感、セリフまわしなどが身についていたところもあると思います。楽しませてもらった恩返しのような想いも込めて、いつかそういったシリーズ作品をやらせていただくご縁があったらうれしいですね。

——シーズン2でも再びディックを演じ、本作はシーズン3の製作も発表されています。今後の見どころを教えてください!

僕自身、とても楽しみにしていたシーズン2は、シーズン1以上に盛り上がる展開になっています!いろいろなキャラクターのバックボーンが見えてきて、より感情移入しやすくなり、戦いの規模もますます大きくなっています。今後の展開が期待できるシリーズの導入編として、お手元にぜひ「タイタンズ<シーズン1>」のブルーレイをどうぞ!(笑)

画像2: “吹き替えならではのパパ役に憧れます”『タイタンズ』梶裕貴インタビュー【後編】
画像3: “吹き替えならではのパパ役に憧れます”『タイタンズ』梶裕貴インタビュー【後編】

タイタンズ<シーズン1> 2020年1月15日リリース
ブルーレイ コンプリート・ボックス(2枚組)13,000円(税込)
DVDレンタル Vol.1~Vol.6(各2話収録/全11話/各話約42分)※Vol.6のみ1話収録
デジタル同日配信開始

【映像特典】レイブン&ロビン:タイタンズへの道のり、ホーク&ダブ、スターファイヤーに迫る、ビーストボーイ:ガー・ローガン、レイブンの能⼒、ドゥーム・パトロール、2代⽬ロビン:ジェイソン・トッド、コミックからライブアクションへ、唯⼀無⼆のワンダーガール、ロビンの贖罪、チームタイタンズの舞台裏、スターファイヤーを語る:アンナ・ディオプ、仲良しな⼆⼈

発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
TITANS AND ALL RELATED CHARACTERS AND ELEMENTS TM & © DC & WBEI. © 2020 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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