伝説のミュージシャンを演じるイーサン・ホークの歌声にも注目
本作は『アバウト・ア・ボーイ』などで知られ、欧米で絶大な人気を誇る小説家ニック・ホーンビィの原作の映画化。人生のリアルに押し流されながらも、どうにか新しい一歩を踏み出そうともがく「大人になりきれない」男女3人を描くラブコメディーだ。
それなりの仕事があり、長年一緒に暮らすパートナーがいる。周囲から見たら「安定」という言葉がふさわしい生活に、不満があるわけではないけれど――。そんな30代後半のアニーのもとに、一通のメールが舞い込むところから物語は始まる。
送り主は、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロック・シンガー、タッカー・クロウ。腐れ縁の恋人ダンカンが心酔するミュージシャンだった――。思いがけなく出会った三人の、不思議な三角関係の行方はいかに!?
主人公の男女3人をローズ・バーン、イーサン・ホーク、クリス・オダウドというベテラン俳優たちがこの上なくチャーミングに好演。伝説のミュージシャンを演じるイーサン・ホークの歌声にも注目だ。
今回公開された予告編は、“大人になれない大人”3人の出会いがコミカルに描かれ、「君はどんな人?」という一言のメールから始まるタッカーとアニーの行く末や、それぞれにどんな明日がやってくるのか、気になる展開を見せる。
そして若き日のイーサン・ホークの写真が、かつて一世を風靡したロック・シンガー時代のタッカーの写真として使われるなど、今も根強いファンがいる『リアリティ・バイツ』や『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』などを見てきた映画ファンの心をくすぐる映画としても期待できる映像になっている。
15年後のラブソング
2020年6月12日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国公開
配給:アルバトロス・フィルム
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