MCU卒業から1年弱経った今も、人気衰え知らずのロバート・ダウニー・Jr.。来たる2020年4月4日には55歳の誕生日を迎えますが、俳優としても製作者としてもさらには実業家としても絶好調。全米にて公開された「ドクター・ドリトル」での魅力、そしてこれからの活躍ぶりをお届けしましょう。(文・幕田千宏/デジタル編集・スクリーン編集部)

これから
新作映画からAI事業まで、 ロバート・ダウニー・Jr.55歳は絶好調!

01:
10年ぶり!シャーロック・ホームズ復活

画像: 「シャーロック・ホームズ」の第3弾が2021年公開予定(写真は「シャーロック・ホームズシャドウゲーム」)

「シャーロック・ホームズ」の第3弾が2021年公開予定(写真は「シャーロック・ホームズシャドウゲーム」)

ロバート演じるホームズとジュード・ロー演じるワトソンとの絶妙なコンビネーションが印象深い大ヒット・シリーズ『シャーロック・ホームズ』。ロバート自身、近年の出演作の中では最も気に入っているとかつて発言していた同シリーズが、『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』以来、10年の時を経て復活。2021年に全米公開予定の本作の詳細は未定だが、舞台となるのは『シャドウゲーム』の10年後、と現実の時間経過ともリンク。「最後の事件」を原作にした前作の続編ということで、ホームズの帰還を描いた「空き家の冒険」がベースになるとの説が有力だ。

02:
マーベルで“アイアンハート”が製作?

画像: 「ブラック・ウィドウ」 に出演するという噂は本当か? ©Marvel Studios 2020

「ブラック・ウィドウ」 に出演するという噂は本当か?
©Marvel Studios 2020

『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもってひとまずMCUのメイン・キャラクターの役割を終えたロバート。しかし彼が演じたトニー・スタークを熱望する声は後を絶たない。ロバートも再登場の可能性を否定していないが、早くも全米で5月に公開の『ブラック・ウィドウ』に登場するのではと噂されている。さらにトニー・スタークの意志を継ぐ天才少女、アイアンハートを主人公にしたドラマ製作も噂される中、サポートAIの声をロバートが担当するのでは?との声も。彼自身、アイアンハートをMCUに登場させるべきと発言しているだけに、期待が高まっている。

03:
J・フォックス初監督作ほか新作も続々

画像: 共演経験もあるジェイミー・フォックスの初監督作に出演

共演経験もあるジェイミー・フォックスの初監督作に出演

『ドクター・ドリトル』以降も精力的に活動しているロバート。『路上のソリスト』で共演したジェイミー・フォックスの初監督映画となるコメディ『All-Star Weekend』に出演し、かつての共演者の映画監督デビュー作に華を添える。

さらに20世紀初頭に胡散臭い医療行為で全米を騒然とさせた偽医者ジョン・ブリンクリーを描くタイトル未定の新作も待機中だ。偽医者のうえ、ラジオDJにもなった一筋縄では行かない人物はハマり役だろう。また、ブラム・ストーカー賞を受賞したサイコホラーの映画化となる『A Head Full of Ghosts』では製作総指揮を務めるなど、俳優、製作者としてますます絶好調だ。

04:
HBOと契約、ドラマ出演もある?

HBOで名作TVシリーズ「弁護士ペリー・メイスン」をリブート

映画プロデューサーの妻スーザン・ダウニーと製作会社チーム・ダウニーを経営しているロバート。現在チーム・ダウニーは全米で年内放送予定の『弁護士ペリー・メイスン』のリブート版をHBOと共同製作しているが、この企画はそもそもロバート主演で企画されていたもの。

妻スーザンと製作会社チーム・ダウニーを運営

多忙ゆえに主演は断念したが、『ジ・アメリカンズ』の演技が高く評価されたマシュー・リスが起用され、早くも注目を集めている一作だ。それに加えてHBOと1年間のファーストルック契約を結んだことも話題に。今後、ロバート主演のこれからHBOドラマが見られる可能性も大!

05:
AIはじめ最新テクノロジー事業に参入

ロバートが演じたトニー・スタークはテクノロジーを駆使したヒーローだったが、私生活でもトニー・スタークを地で行く活動を始めている。昨年、米Amazonが主催する先端技術カンファレンス・イベント「re:MARS 2019」で基調講演を行なったロバートは、そこで先端科学技術を環境保全に役立てる組織Footprint Coalitionの立ち上げを発表。ロボット工学等を利用すれば10年で地球をきれいにできると熱弁をふるった。

YouTube Premiumで配信されている、人工知能の技術に迫るドキュメンタリー番組『THE AGE OF A.I.』の製作にも携わり、自らMCも担当している。MCUでトニー・スタークを演じたことで、こうした先端技術への興味が次第に高まっていったのか、いずれにしても、ハリウッドで確固たる地位を築き、その資産を最新テクノロジーに投資していく様はまさにリアル・トニー・スタークだ。

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