第62回グラミー賞で女性初の主要4部門独占受賞を達成、さらに「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の主題歌を史上最年少で手がけ世界中を驚愕させた、若干18歳の天才アーティスト、ビリー・アイリッシュ。これまでのポップスターの常識をことごとく覆す新しき才能のすべてをチェック!(文・山崎ともみ/デジタル編集・スクリーン編集部)

ビリー・アイリッシュ
2001年12月18日生まれ、LA出身のシンガー・ソングライター。両親は俳優。ホームスクールで育ち、8歳から合唱団に参加、11歳頃から作曲を始める。13歳の時に兄のフィネアスと制作した楽曲「Ocean Eyes」をSoundCloudにアップロードしたところ爆発的ヒット。アーティストとして、そして”次世代のポップアイコン”として名を馳せる。

全世界で巻き起こる“ビリー現象”

『007』シリーズの最新作主題歌を史上最年少で手がけたビリー・アイリッシュ。2016年にデビュー曲「Ocean Eyes」がリリースされて以来、世界を席巻し続ける次世代ポップスターの彼女。枠にとらわれない多彩な音楽スタイル、心の深淵に触れる詞、美しい脱力系ボイスや印象的なビジュアルの数々に、今や世界中が熱視線。音楽にファッション、ミュージックビデオの監督やグッズデザインまで、まさしくクリエイティブの天才なのだ!

ビリーのここがすごい!

グラミー賞主要4部門を史上最年少受賞

Getty Images

「第62回グラミー賞」にて史上最年少の18歳で主要4部門受賞を含む5冠を達成!グラミー賞主要4部門独占は、第23回のクリストファー・クロス以来39年ぶりの快挙となり、女性アーティストとしてはビリーが初。

アカデミー賞でパフォーマンスを披露

CRAIG SJODIN via Getty Images

「第92回アカデミー賞」では、ここ1年間に亡くなった映画人の追悼セグメントに登場。兄フィニアスが奏でるピアノをバックにザ・ビートルズの「イエスタデイ」をエモエモなしっとりアレンジで披露し喝采を浴びた。

「007」主題歌に史上最年少で起用

「No Time To Die」 (ユニバーサルミュージックよりデジタル配信)

歴史ある『007』シリーズで、そのイメージとは逆を行く次世代の新星ビリー・アイリッシュが史上最年少で起用されたのは実はとてもすごいこと。正反対とも言える両者が起こす素晴らしい化学反応は絶対に見逃せない!

こんなに記録を達成!

アルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」発売中(発売元:配信元/ユニバーサルミュージック)

  • 全世界18カ国で1位を獲得
  • 英国で女性ソロ最年少1位
  • 全米年間アルバム・チャート1位(2019)
  • 米国シングル・チャートで14曲同時チャートイン
    (カーディ・B、ビヨンセ、アリアナ・グランデらが持つ女性アーティストの同時チャートイン記録を更新)

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