4/18(土)の公開予定から6月6日(土)へと公開延期となっている映画『凱里ブルース』の日本公開をバックアップするためのチャリティーソングが期間限定で無料配信されることが決定した。(写真は『凱里ブルース』のビー・ガン監督)
画像: 愛したひとたちの幻影を追って、男が辿り着いた街とは?『凱里ブルース』予告編 シアター・イメージフォーラム他で公開 www.youtube.com

愛したひとたちの幻影を追って、男が辿り着いた街とは?『凱里ブルース』予告編 シアター・イメージフォーラム他で公開

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画像: コロナウイルスは、私たちが映画館で見る夢を奪った.....ビー・ガン監督が、凱里から日本のファンの皆さんへ緊急メッセージ! www.youtube.com

コロナウイルスは、私たちが映画館で見る夢を奪った.....ビー・ガン監督が、凱里から日本のファンの皆さんへ緊急メッセージ!

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映画館の再開を待ちわびている日本のファンへのメッセージ

このチャリティーソング「Bi Gan Updated His MYSPACE」は、『凱里ブルース』のビー・ガン監督自ら作詞を手掛け、監督の第二作で日本でも公開中の『ロングデイズ ・ジャーニー この夜の涯へ』で主演したホアン・ジエが作曲とヴォーカルを担当した楽曲。

新型コロナウイルスの影響によって2度にわたって延期となっている本作の公開をバックアップするために、日本のファンに向けて期間限定で無料ダウンロード配信する。

ダウンロードURL www.reallylikefilms.com/bigansong
※ダウンロードには以下のパスワードが必要。
「PWD:BGUHMS (Bi Gan Updated His MYSPACEの頭文字をとったもの)」
※2021年4月27日までの期間限定で無料ダウンロード。

画像: チャリティーソングジャケット

チャリティーソングジャケット

画像: チャリティーソングジャケット歌詞

チャリティーソングジャケット歌詞

映画監督や俳優がこうした応援メッセージを、詩や楽曲に託して届けようとするのは稀。ゆったりとしたリズムの中、ホアン・ジエの淡々と呟くようなヴォーカルが、先の見えない不安を癒すかのように展開される約7分半の静かなアンビエント調の楽曲は、映画館の再開を待ちわびている日本のファンへのメッセージとして静かに響き、何度も聴きたくなるような作品になっている。

ビー・ガン監督は1989 年生まれで現在31 歳、中国貴州省凱里市出身の映画監督。日本では第二作目の『ロングデイズ ・ジャーニー この夜の涯てへ』が先に劇場公開されて話題を呼んでいるが、本作『凱里ブルース』は監督が26 歳の時に撮影した長編デビュー作となる。

低予算での製作で出演者のほとんどが監督の家族や親戚、友人であり、故郷である凱里でロケを行った同作は、瞬く間に各国の映画祭で評判を呼び、スイスのロカルノ国際映画祭でワールドプレミア上映されると新進監督賞と特別賞を受賞。各国のメディアやジャーナリストから驚きと称賛を持って向かえ入れられた。

その時の興奮を、後に新華社通信は「過去五年で一番優れた中国国産映画」「中国映画を五十年進歩させる」と絶賛されたと伝えている。その後もフランス・ナント三大陸映画祭で中国人としては、ホウ・シャオシェン監督の『恋恋風塵』(86 年)以来となる黄金の熱気球賞〔グランプリ〕を受賞、さらに中華圏のアカデミー賞とされる金馬奨では最優秀新人監督賞とFIPRESCI 賞に輝くなど圧倒的な才能を世界に見せつけた。

今回、新たに推薦コメントも続々と到着。ブロードキャスターのピーター・バラカンさんをはじめ、本作の上映館であり、新型コロナウイルスの影響で苦境に立たされている全国のミニシアターのオーナー、支配人やプログラミングディレクターからも推薦コメントを。今後も上映館を中心に追加コメントが寄せられる予定でオフィシャルサイトやtwitter、FB、LINEで公開致される。

なお、営業再開した六本木蔦屋書店では、6月1日(月)から30日(火)まで『凱里ブルース』のアートポスター展を開催。中国人デザイナーのルー・ユンファンによる4種のポスターの展示とオリジナルプリントの受注販売を行なう。

またオンラインシアター「LIVING ROOM THEATER / 架空映画館」でも6月6日(土)から同時(先行)公開することが決定している。

新着コメント

ちょっと不思議な夢から目覚めた後の様に、
どこまで理解できたかわからないけれど、
そのイメージはずっと印象に残っている、そんな映画です。
後半の長いノー・カットのシーンはすごい!
ピーター・バラカンさん (ブロードキャスター)

これまでの中国映画が持っていた独特の湿度や情感を備えつつ、
思わず唸ってしまう鮮烈な映像表現に不意を打たれる。
昨年上映した『象は静かに座っている』とともに、ここに来て現れた中国の新たな才能に、すっかり魅了されました!
シアター・イメージフォーラム 山下宏洋さん

心を射抜かれるような出会いはそうそうない。夢と現実、危うい境界線が取り払われ、スクリーンに吸い込まれてしまう快感、アカン、言葉にできへん。観てほしい。
シネ・ヌーヴォ 山崎紀子さん

ぐるりと彷徨う時間旅行。登場人物と一緒に浮遊するカメラは私の視線。
永遠に眺めていたいこの風景が、もう終わる事を悟った時、車窓に映る”時間“に向けてそっと涙を流した。
京都みなみ会館 吉田由利香さん

壁、天井、水槽の濁った水、舟板、指先、スクリーンに映し出されるすべてから、そこに積もった〈時間〉を感じる。行ったことのない場所、見聞きしたことのない景色、知り合ったことのない人々、それなのに何故こんなに胸を締め付けられるのか。浮遊する魂のように家々の間を滑りゆくカメラは、まるで何世代も前の私の魂が見せている景色のようだ。自分の中に流れる悠久の時間にそっと触れたような圧倒的体験!
元町映画館 林未来さん

圧倒される映像で、彼岸と此岸の間にある小宇宙の中でぐるぐる回り続ける人たちの世界にいつしか引き込まれる。
松本CINEMAセレクト 宮嵜善文さん

これまで数多くの中国映画を見てきましたが、
『凱里ブルース』の予告編を始めて見た時に、予告の情景が頭に残り、
そして作品を見て、震えました。
中国の新たな才能に、今後も期待しながら、また楽しみが増えました事を嬉しく思います。
宇都宮ヒカリ座 伊藤智章さん

凱里ブルース
2020年6月6日(土)よりシアター・イメージフォーラム他全国順次公開
オンラインシアター「LIVING ROOM THEATER / 架空映画館」でも6月6日(土)から同時(先行)公開
配給:リアリーライクフィルムズ+ドリームキッド
©️Blackfin(Beijing)Culture & MediaCo.,Ltd – Heaven Pictures(Beijing)The Movie Co., - LtdEdward DING – BI Gan / ReallyLikeFilms

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