新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のため公開を⾒合わせていた、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『その⼿に触れるまで』の⽇本公開が2020年6⽉12⽇(⾦)に決定した。
ゲーム好きの普通の少年が過激な思想にのめり込んでいく
本作は、これでカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品は8作品連続という快挙を成し遂げた世界の巨匠ダルデンヌ兄弟監督の最新作。
「鮮やかな作家性!作品の強度に驚嘆し、物語と力強い主人公の演技に引き込まれる」(ガーディアン紙)、「シンプルでいて、心を掴んで離さない!」(ヴァラエティ)、「ダルデンヌ兄弟の虜だ!」(NYタイムズ紙)と各メディアが絶賛。そして、第72回カンヌ国際映画祭監督賞の受賞により、カンヌ国際映画祭で審査員賞を除くすべての主要賞受賞という史上初の偉業をダルデンヌ兄弟は成し遂げた。
主人公は13 歳の少年アメッド。彼はどこにでもいるゲーム好きの普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、過激な思想にのめり込む。ある⽇、学校の先⽣をイスラムの敵を考え、抹殺しようとする。狂信的な考えに囚われてしまった少年の気持ちを変えることはできるのだろうか…?
⼈の変化は急には起こらない。いくつもの出来事を積み重ね、感情の変化を丁寧にすくいとる。‟特別な⼦供”ではなく、“すぐそばにいる⼦供”の成⻑を⾒届けるような温かさをもって、ダルデンヌ兄弟にしか描けない、普遍的でいて、これまでにない少年の物語が誕⽣した。
その⼿に触れるまで
6⽉12⽇(⾦)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:ビターズ・エンド
© Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF