大寒波で行き場を失ったホームレスが図書館に立てこもり!?
本作は図書館という、誰もが利用したことのある身近で物静かな空間を舞台にした“あっと驚く”ヒューマン・ドラマ。記録的な大寒波の到来により、緊急シェルターがいっぱいで行き場がないホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。突如勃発した大騒動に巻き込まれたひとりの図書館員の奮闘を軸に、予測不可能にして笑いと涙たっぷりのストーリーが展開していく。
ある新聞記事に着想を得て、本作の完成までに11年の歳月を費やした監督は、1980年代ハリウッドの青春スターの一団を総称する“ブラット・パック”のひとりとして一世を風靡したエミリオ・エステベス。主演も兼任し、念願のプロジェクトを実現させたエステベス監督のもとに、実力派揃いの個性豊かなキャストが集結。アレック・ボールドウィン(『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(18))、クリスチャン・スレイター(『トゥルー・ロマンス』(93)「Mr.Robot/ミスター・ロボット」(15-19))、ジェフリー・ライト(『007 カジノ・ロワイヤル』(06))など往年の名俳優たちから、テイラー・シリング(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ジェナ・マローン(『ネオン・デーモン』(16))など旬の顔まで、極上のアンサンブル劇を繰り広げる。
このたび解禁された予告編は、アメリカ、シンシナティの公共図書館で働くスチュアート・グッドソン (エミリオ・エステベス)の日常を捉えるところから始まる。
様々な利用者の調べ物相談(レファレンス)や、陽気なホームレスたちの対応などに翻弄され、彼は静かで穏やかという図書館のイメージとは真逆の毎日を送っている。
そんなある日、大寒波が到来し、緊急シェルターがいっぱいで行き場を失くしたホームレスの集団が、図書館のワンフロアを占拠してしまう。ホームレスの苦境を察し、彼らと行動を共にすることを決意したスチュアート。出入り口はバリケードで封鎖する。
それは緊急時の避難所を求める平和的なデモだったが、警察官のラムステッド(アレック・ボールドウィン)の介入、政治的なイメージアップをもくろむ検察官(クリスチャン・スレイター)の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、事態はみるみる大ごとに。
ピザ屋が値段を答えられるかどうかで警察でないことを確かめる、クスッと笑えるシーンも交えつつ、ついには武装した警官隊が強行突入しようとする一触即発の状況へ…! 追いつめられたスチュアートとホームレスたちは果たしてどうなるのか?「明日を照らせ!」という希望の言葉とともに、本作に起きる奇跡を感じさせる予告となっている。
あわせて解禁されたビジュアルでは、「忘れられない夜になる」のキャッチコピーとともに、籠城したホームレスたちとともに決意の表情をたたえるスチュアートをはじめ、様々な立場のキャストのたちの姿が切りとられている。
明日を生きるために声をあげたホームレスたちと図書館員の勇気ある行動は、今を生きる私たちにそっと語りかけてくるような問いかけであり、あらゆる観客の胸に響くこと間違いなし。 映画館に笑いと涙と奇跡を呼ぶ、“この夏一番の忘れられない感動作”になりそうだ。
パブリック 図書館の奇跡
2020年7/17(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
配給:ロングライド
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