シアーシャとティモシーのイメージは“ブランジェリーナ”!?
二人がタッグを組むのは、『レディ・バード』以来2度目。インタビュー映像では息の合った様子の二人の姿が確認できる。
まず「今の⾃分があるのは“若草物語”のおかげだ」と語るグレタ・ガーウィグ監督。“若草物語”から⾃分らしく⽣きることを学び「マーチ姉妹は私の⽬標」であったと述べる。同時に、本作を⼤⼈になってから読み返すと、その内容がとても現代的で“ぜひ⾃分が映画化しなくては”と決⼼、⾃ら企画を会社に売り込んだと明かす。
すると「まず脚本を書く許可が出て、その後に監督をやらせてくれることになった」と⾃らで映画化することを決⼼してから約五年、ガーウィグ⾃⾝の⼈⽣を考えると「ある意味30年がかり」だという夢の実現への第⼀歩を踏み出すことになった。
インタビュー中、グレタ・ガーウィグ監督の語る⾔葉にずっと熱⼼に⽿を傾けているのはローリー役を演じるティモシー・シャラメ。⼩説家を⽬指す次⼥・ジョー(シアーシャ・ローナン)に熱烈な恋をするマーチ家の隣⼈という役どころだ。
彼をキャスティングした理由についてグレタ・ガーウィグ監督は「まずシアーシャ がジョー役に決まったの」「彼⼥は“ジョーをやる”と⾃分で決めていたのよ」と語る。
その後、ジョーと鏡合わせのような存在であるローリーは誰が演じるのか考えた時に浮かんだのが以前の映画(『レディ・バード』)で相性が証明済みだったティモシー・シャラメだったとその理由を明かした。
そして「彼なら完璧だと思ったし、実際撮影してみたらその通りだった」「2⼈の共演シーンは最⾼よ」と絶賛している。
続いて“若草物語”でのジョーとローリーの特別な関係を伝えるため、ローレン・バコールとハンフリー・ボガードやジーナ・ローランズとジョン・カサヴェテスなど、スクリーン上で輝き、これまで愛され続けてきた伝統的なカップルの関係性について語るグレタ・ガーウィグ監督だったが、急に「ブランジェリーナ?」とティモシー・シャラメが監督にいたずらっぽく⼝を挟む。
すると監督は「ブランジェリーナもね」とそのユーモアのセンスに爆笑! ⼀気に場がなごみ「たくさんのカップルが誕⽣した」「メグ・ライアンとトム・ハンクスも」「そういう組み合わせが往年の作品を思い出させるの」と映画への、そしてジョーとローリーという掛け替えのないカップルについて愛情たっぷりに語っている。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
2020年6月12 日(金) 全国順次ロードショー
配給︓ソニー・ピクチャーズ