「『若草物語』は理解されない苦しみを描いた初めての作品」
まず映し出されるのは「“若草物語”は昔から私の一部だった」「私はこの4姉妹が大好きで天才だと思っていたわ」と原作に対する思い入れを語るグレタ・ガーウィグ監督。
そして、小説家を目指す次女・ジョーを演じたシアーシャ・ローナンは「ジョーは威勢のいい自信家で社交的で独創的よ」と彼女のキャラクターを評する。続く映像では、文学についての広い知識を持ち、彼女の作品を初めて的確に批評した存在であるフレデリック・ベア(ルイ・ガレル)に対して「あなたは批判するだけ」「誰の記憶にも残らない」「私は文学史に名を残す」とまるでシアーシャ の言葉を体現するかのように威勢よく啖呵を着るシーンが収められている。
次に登場するのは“マーチ家の中でも色々やらかす存在である末っ子・エイミー”を演じるフローレンス・ピュー。4姉妹の中でいつの時代でもいろいろな議論の的にもなるこの末っ子についてフローレンス・ピューは「エイミーのイメージは甘えん坊で野心家、でも本作では彼女の繊細さや人間らしさが描かれてる」とこれまで描かれてきたエイミー像とは違って「三流の画家になるくらいならきっぱりやめる」と、頑固だけど、とても賢く自分のことが見えている賢い女性として語っている。
「ベスは内気だけど芯が強い女性よ」と解釈するのは、病気がちだが心優しい三女・ベスを演じるエリザ・スカンレン。
続いてエマ・ワトソンが「長女のメグは女性的で結婚を望んでいる」と語る。お金持ちではないけれど誠実な男性家庭教師のジョン・ブルック(ジェームズ・ノートン)と結婚しようとするメグ(エマ・ワトソン)に対して「あんな男2年で飽きる」と言い放つジョー。それに対して「私にはあなたと違う夢があるの」とはっきりと自分の意思を告げるメグの姿が印象的だ。
最後、4姉妹の母親を演じたローラ・ダーンは「多くの人にとって『若草物語』は理解されない苦しみを描いた、初めての作品よ」と語っている。
またジョーがメグの髪の毛を巻こうとしてヘアアイロンで焦がしてしまうシーンや、エイミーとジョーが喧嘩して原稿を燃やしてしまうシーンなど原作で有名なシーンも随所に差し込まれた、貴重な特別映像となっている。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
全国順次ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ