毎年6月第3日曜に定められている〝父の日〞。アメリカ発祥といわれるこの記念日にちなみ、お父さんが闘う映画を集めました。スターといえども役を離れれば一人のパパ。彼らのプライベートでの父親ぶりも合わせて覗いてみましょう!(文・石井エリカ/デジタル編集・スクリーン編集部)

「クレイマー、クレイマー」(1979)のダスティン・ホフマン

画像: 「クレイマー、クレイマー」(1979)のダスティン・ホフマン

仕事一筋の父親が、妻の家出をきっかけに幼い息子との共同生活を始めるというこの作品は、誰もが認める父親映画クラシック。時とともに距離を縮めていく、父子の何気ない日常が泣けます…!ちなみにダスティンの6人の子供のうち、俳優として活躍するジェーコブはキルステン・ダンストの元カレ、というプチ情報(笑)。

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」(2012)のライアン・ゴズリング

画像: 作中で恋人役を演じていたゴズリングとエヴァ

作中で恋人役を演じていたゴズリングとエヴァ

破天荒で心優しい犯罪者、彼を追い詰めた警察官、それぞれの息子たち。世代を超えて受け継がれてゆく因縁のドラマに、胸が締め付けられる本作。どの人物も優しくて卑しくて愚かで、“正しさ”ってなんだろうと考えさせられます。ちなみにこの作品でゴズリングとエヴァ・メンデスは交際を始め、2人の娘に恵まれた家庭を築くまでに!

プライベートのライアン・ゴズリング

私生活を明かさないことで知られるゴズリング。写真は本作のプレミアでの貴重な2ショット(両脇に共演者がいるので、正確には隣り合っているだけ…)

「プリズナーズ」(2013)のヒュー・ジャックマン

画像: 「プリズナーズ」では姿を消した娘を取り戻そうと暴走する狂気に満ちた父を熱演

「プリズナーズ」では姿を消した娘を取り戻そうと暴走する狂気に満ちた父を熱演

長年連れ添っている奥さんとの間に養子が2人、安定した家庭を築いているおヒュー様。「プリズナーズ」をはじめ「グレイテスト・ショーマン」「リアル・スティール」……振り返るといろんなタイプの父親を演じてきたんだなぁ…と感慨深くなります。それぞれ全然違う作品だけど、すべてに共通するのは“信念を貫く強さ”。これからも世界の理想のお父さんを演じてくれるであろうヒュー様から、目が離せない!

プライベートでのヒュー・ジャックマン

おしどり夫婦のヒューと年上妻デボラ。“名声の歩道”に星が刻まれた2012年には家族全員でカメラの前に登場した

「負け犬の美学」(2017)のマチュー・カソヴィッツ

画像: 「負け犬の美学」(2017)のマチュー・カソヴィッツ

『チャンプ』『シンデレラマン』など、脈々と受け継がれてきたボクシング×親子の感動ドラマ。そのなかでも本作はマチュー・カソヴィッツ演じる父親の、見事なまでの負けっぷりが胸を打ちます。親父のカッコ悪い背中が、めちゃくちゃカッコイイ。そんな価値観が新鮮な、フランスならではの“人生の苦み”を感じる一本。

画像: 娘のこの笑顔を見るため、これまで負けっぱなしだったパパが最後のリングに上がる!

娘のこの笑顔を見るため、これまで負けっぱなしだったパパが最後のリングに上がる!

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