第1作から約40年。ハリウッドを代表するアクション・ヒーローとして愛されてきたジョン・ランボーを主人公にしたシリーズ第5弾がついに2020年6月26日(金)公開!最新作にして最終章でもある本作のストーリーと見どころを一挙ご紹介します。

シルヴェスター・スタローン インタビュー!!
10年ぶりとなるランボーへの想いを聞いた

ランボーのようなキャラクターには二度と出会えないと惜しくなったんだ

Photo by Getty Images

──約10年ぶりにランボーが帰って来たわけですが、いつも彼のことが頭にあったのでしょうか。

『前作を終えた時は、非常に満足していたんだが、だんだん「このまま終わらせたくない」と考えるようになったんだ。こんなキャラクターには二度と出会えないと惜しくなったんだね。ベッドに横たわって前作のラストでランボーが向っていった家には何があるんだ?誰も知らないじゃないか!と思いついた。

この家にはランボーの未来があるんだ。家族がいて、乗馬をして、もう戦争には行かず人生を謳歌していることは観客も納得してもらえると考えた。彼が住んでいるのはアリゾナ州でメキシコとの国境にあり、今回の舞台の一つにメキシコが出て来るのは自然な選択となった。だが彼が本当に戦うのはメキシコではなくアメリカでだ。

まず麻薬カルテルと戦うというアイデアが出た時、深刻な政治問題にもなりかねないからノーと言った。ランボーはもっと次元の低い地元ギャングと戦うことになることにした』

──バイオレンス・シーンの描写がかなりリアルですね。

『現実の暴力はもっとひどいよ。人間は感情に触れた時、多少なりとも残酷になるものさ。いつか生と死を扱う映画を作る時には、自分ならどうするかを投影させると以前から決めていたんだ。

ただ単に人が撃たれてどうこうという単純なものではなく、実際の戦争とはどういうものかを表現するんだ。それは我々が思っているより惨たらしい悪夢だ。僕は「さあ、戦闘を始めよう」なんて軽いノリで暴力を描く気はない。

「これは惨い。ランボーは本当に気が狂うほど怒っている」と観客には感じてほしい。そんなひどい状況に置かれたらどうなるかを表現したいんだ。ランボーはPTSDを患っているけどその薬を投げ捨てるシーンがある。彼はあえて理性を放棄するんだ。僕はそのシーンが気に入っている。「精神を落ち着かせるものはいらない」という宣戦布告なんだよ』

ランボー ラスト・ブラッド
2020年6月26日(金)公開

原題:ランボー:最後の血
製作国:米=スペイン=ブルガリア
年:2019
時間:1時間41分
配給会社ギャガ
監督:エードリアン・グランバーグ
出演:シルヴェスター・スタローン、パズ・ヴェガ、アドリアナ・バラーサ、イヴェット・モンレアル

Produced by……………………Avi Lerner/Yariv Lerner/Kevin King Templeton/Les Weldon
Directed by………………Adrian Grunberg
Screenplay by…………Sylvester Stallone/Matthew Cirulnick
Director of photography…Brendan Galvin
Music by…………………………Brian Tyler
CAST
John Rambo…………Sylvester Stallone
Carmen……………………………Paz Vega
Maria Beltran……………Adriana Barraza
Hugo Martinez…Sergio Peris-Mencheta
Gabriela……………………Yvette Monreal
Victor Martinez……………Oscar Jaenada
Directed by………………Adrian Grunberg
Screenplay by…………Sylvester Stallon

© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

This article is a sponsored article by
''.