東映ムビ×ステ プロジェクトの第2弾である『死神遣いの事件帖』。映画『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』は6月12日より全国公開となった。続いて舞台『死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-』は全国4都市で7、8月に上演される。映画にも舞台にも出演の崎山つばさ、安井謙太郎、陳内将の3人に舞台の見どころや東映ムビ×ステならではの映画と舞台を通しての裏話などをインタビュー。舞台版がますます楽しみになる和気あいあいとした3人のインタビューをお届け!
撮影/大西 基 スタイリスト/[崎山]OBU、[安井]カワセ 136(Yolken)、[陳内]岡本健太郎 ヘアメイク/[崎山]仲田須加、[安井] 礒野亜加梨(スタジオまむ)、[陳内]小林純子 衣裳/[崎山] ジャケット¥53,000、シャツ¥31,000、パンツ¥28,000(すべてDIET BUTCHER SLIM SKIN 03-5728-4765)、その他スタイリスト私物

東映ムビ×ステ:映画と舞台を通して印象に残っていること、新たな発見

――東映ムビ×ステということで映画と舞台の連動作品ですが、映像作品と舞台を通して印象に残っていることや新しい発見がありましたら教えてください。

陳内「映画の台本をいただいた時の印象と、舞台の台本を読んだ印象が、いい意味で別作品くらいフォーカスがあたる部分が違ったり、リードしていく人間が違って、舞台と映像の台本って当たり前ですけどもちろん違うんですけど、同じ作品だから同じような展開をされるんだろうなと思っていたのが、見事に覆されていた感じという印象ですね」

安井「同じ気持ちです。読んだ時に、本当に同じ作品なのかなと。世界観は一緒なのに、こんなにも違う印象にできるんだというのはすごく思いました。僕いろいろ舞台をやってきたってことではないんですけど、それぞれの良さなんだろうなと、台本読んだだけでわかるというか。バチっとストレートな感じと複雑になっているというか。どちらも振り切っていて、すごく素敵だなと思いました」

崎山「僕、映画の撮影時に監督から最初の殺陣のシーンで“崎山くん、コンタクト付いてる?”と聞かれて、“はい、付いてます”と返したら“外せる?”と言われ、外して殺陣をしたんです。今までコンタクトを外して殺陣をしたことがなかったので、その見え方というか細かい部分はすごく舞台と違うのかなという印象です。そこまでも、神経を使うというか」

陳内「大変だね」

安井「視力いくつですか?」

崎山「0.0いくつ」

安井「同じくらいですけど、何も見えないですよね。距離感わかんないですよ。ほぼ座頭市」

陳内「大変だなー、カメラが寄るから?」

崎山「そう」

安井「監督が気付いたのはすごいですね」

崎山「時代にそぐわないからって」

――私はコンタクトをしていないのでわからないんですが、できるものですか?

安井「いやいや、できないと思います。普通の人は」

STORY

仲間との別れから一年。
庄司新之助ら侠客たちは新たに一家を名乗り、悪人たちから民を助けるために江戸の町を奔走していた。
そんな新之助の元に新たな依頼が…。死神・十蘭は「これは死神遣いがかかわっています」と新之助に告げる。新之助は依頼を追いかける中で、死神にまつわる大きな陰謀に巻き込まれていく。
謎の男・天元が引き連れる新たな死神。そして、百目鬼。様々な人間・死神たちの思惑が絡みあい事件は思わぬ方向へと進んでいく。
「俺はみんなが幸せに笑える世の中を作りてぇ!」誰よりも自由に、誰よりも江戸の町を愛する侠客・新之助の願いは叶うのか。新之助と死神・十蘭の新たなコンビは一体、どうなっていくのか。侠(おとこ)たちの熱い戦い、今始まる。

舞台『死神遣いの事件帖-鎮魂侠曲-』

【東京公演】2020年7月23日(木)~ 8月2日(日)@サンシャイン劇場

【大阪公演】2020年8月5日(水)~9日(日)@梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

【福岡公演】2020年8月13日(木)@福岡サンパレス

【広島公演】2020年8月15日(土)@上野学園ホール

〈STAFF/CAST〉
脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)

出演:崎山つばさ安井謙太郎(7ORDER) 陳内 将 松浦 司 松本寛也 北川尚弥
   櫻井圭登 伊藤優衣 エリザベス・マリー 田邉幸太郎
   輝馬 谷口賢志 / 山崎銀之丞 ほか

音楽:YODA Kenichi
アクション監督:栗田政明(倉田プロモーション)
振付:本山新之助
企画製作:東映 東映ビデオ

©2020 toei-movie-st

好きなセリフや裏話など崎山つばささん×安井謙太郎さん×陳内将さんのグラビア&インタビューは7月3日発売の「SCREEN+Plus(スクリーンプラス)Vol.67」本誌にてご紹介しています。

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