トム・ホランドがかわいい末っ子ならば、クリス・プラットは頼れるお兄ちゃん。MCU独特のファミリー感の象徴となっているのはこのコンビかもしれません。最強で最高の“兄弟”の仲良しエピソードを一挙公開!(文・熊谷真由子/デジタル編集・スクリーン編集部)

「僕たち愛し合ってます!」とインタビュー中に宣言

仲間の形には相棒、ライバル、親友などいろいろあるけれど、MCUの兄弟と呼びたいのがクリス・プラットとトム・ホランド。実際、2020年8月公開の『2分の1の魔法』でも兄弟役で声の出演を果たしているのだが、プロモーションでのわちゃわちゃエピソードは微笑ましいものばかり。通常、アフレコはひとりずつ行なうことが多いのだが、ふたりはクリスの提案で一緒に録る日をわざわざ設けてもらったのだそう。

画像: 「2分の1の魔法」のプロモーション中もいつも楽しそうに密着!

「2分の1の魔法」のプロモーション中もいつも楽しそうに密着!

クリスが言うには「一緒に録ることで何かが起きることを期待して、一緒にしてもらったんだ」。それくらいふたりの絆やケミストリーに確信をもっているというわけだ。トムも「役者としての夢のひとつが、スーパーヒーローを演じることと、クリスと一緒にピクサー作品に出演することだったんだ!」と夢が実現したと目を輝かせる。兄は弟への信頼を、弟は兄への親しみと憧憬を明かしているという構図。

そんな二人の共演が実現したのは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」だが、じつは仲良くなったのはそれより前。それぞれに「スパイダーマン:ホームカミング」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を撮影していたのが同じ時期、同じスタジオだったため、そのときから現場を行き来する仲だったとか。

画像: どちらもチーム“アベンジャーズ”のムードメーカー

どちらもチーム“アベンジャーズ”のムードメーカー

そのとき勃発したのが有名な「ジュラシック・ワールド/炎の王国」ネタバレ事件。同作のJ・A・バヨナ監督とかつて「インポッシブル」で一緒に仕事をしていたトムが、監督から事前にあらすじを聞き、撮影前のクリスにすべて暴露してしまったのだ。そんなおしゃべりなトムをクリスがしっかりイジって笑いにするところもやっぱり兄弟っぽい。

クリスが人気トークショー番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際には、お客さんとのQ&Aコーナーで客席に紛れていたトム・ホランドがサプライズ登場。

大好きな兄貴にどうしても「好きな俳優はトム・ホランド」と言わせたいトムはマイクを握ってクリスに「世界中にたくさん俳優はいるけれど、お気に入りの俳優は?」と張り切って質問すると、クリスは「デンゼル・ワシントン」との答え。「じゃあトムという名前の俳優なら?」には「トム・クルーズ」、「トム・Hなら?」には「トム・ハンクス」、「イギリス人のトム・Hなら?」には「トム・ハーディー」、「もっと若い人にして」と言われると「(トム)ヒドルストン!」と、あくまでも絶対に「トム・ホランド」と言わないクリスに会場は爆笑。これにはトムも頬をぷくっとふくらませてしょんぼりしながら「……そっちに行ってもいい?」とトークに参加するという一幕が。歳の離れた兄弟が――というより、まるで大型犬に小型犬パピーがじゃれついているかのようなほっこりムード。

画像: 「僕たち愛し合ってます!」とインタビュー中に宣言

また、別のインタビューでは「ハリウッドの新ブロマンスですね」と言われたふたりがノリノリで(?)「僕たち愛し合ってます!」宣言するなど、相思相愛ぶりは加速していた。

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