『超高速!参勤交代』の本木克英監督が贈る痛快エンタテインメント
1918年(大正7年)富山県の海岸部で発生した「米騒動」。新聞で報道されるや全国に広がり、暴動に発展した。富山の米騒動の首謀者は家族にご飯を食べさせたいと願う女たちだった…!
本作は約100年前に富山で起こった「米騒動」の史実に基づき、そこで活躍した女性たちにスポットを当て描く、痛快エンタテインメント作品。
周りに流され自己主張が苦手ながらも、実は聡明な主人公・松浦いとを演じるのは、映画やドラマでも多数主演を務め、数々の映画賞を受賞、日本を代表する女優の一人である井上真央。
人気シリーズ『釣りバカ日誌』や『空飛ぶタイヤ』など数々の映画を手掛け、大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』では日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した、富山県出身の本木克英がメガホンを取り、井上とは2007年に公開された映画『ゲゲゲの鬼太郎』以来2度目のタッグとなる。
夏木マリ、三浦貴大、そして富山県出身の室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵、左 時枝ら、豪華キャストの競演がすでに話題となっている本作だが、この度解禁された<ポスタービジュアル>は、井上演じる主人公・いとをはじめ、おかか(=女房)らがコメの価格高騰を阻止すべく立ちはだかる勇ましい姿と、いとの怒りをストレートに表現した、「もう我慢できん!」というキャッチコピーが鮮烈だ。
同時解禁となった<特報>は、本木監督の手腕が光る、リズミカルなテンポで展開。
輸出によるコメの価格高騰に頭を悩ませ、おかかたちのリーダー・清んさのおばばに「何か手を打たないと…」と進言するいとの不安げな表情から一転、おばばの「コメを旅に出すなーー!!」の掛け声とともに、コメを船に積み込む男たちに全力で飛びかかるいとたちの姿が、パワフルかつ、コミカルに映し出されている。
また、井上をはじめ、女仲仕として重労働に勤しむおかかたちの日焼けした姿も印象的だ。特に清んさのおばばを演じた室井は、自身の地元に実際にいたおばば的存在の人を参考に、衣装やメイクにこれでもかと汚しを加え、その強烈な姿は一目見たら忘れられないほど。
健保もない!生保もない!明日食べるお米もない!<超・格差社会>を変えた女性たちの奮闘ぶりに、期待が高まる映像となっている。
さらには今回、町一番の権力者である大地主に石橋蓮司、いととともにコメ騒動に参加するおかか仲間に鈴木砂羽、舞羽美海、冨樫 真、鈴木砂羽演じるトキの夫に吹越 満、大阪の新聞社のデスクに木下ほうか、おかかたちを目の敵にする警察署長に内浦純一、といった演技派揃いのベテラン陣から、いとらを取材する新聞記者に中尾暢樹、私塾の先生に工藤 遥、いとの旧友に吉本実憂など、近年の活躍がめざましいフレッシュなキャストらの出演も明らかとなり、今後どう物語に絡んでくるのかにも注目だ。
大コメ騒動
2021年1月8日(金)TOHOシネマズ日本橋ほか全国公開
配給:ラビットハウス、エレファントハウス
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会