DCの映画のマルチバースがどんどん広がっていく!
杉山すぴ豊さんが完全レポート
「DCファンドーム」とはなにか?
日本時間2020年8月23日(日)午前2時から24時間にわたって「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」がオンラインで開催。これから公開される『ザ・バットマン』等のDC映画の重大発表が行われました。ここでは本イベントで明らかになった情報をまとめてお伝えしましょう。
まず「DCファンドーム」とはなにか?なのですが、これはウィルス禍でサンディエゴ・コミコン等の十分な発表の場がないので、ならばいっそオンラインで、DCオンリーのコンベンションをやろう、と企画されたものです。世界中どこからも無料でアクセスできるWEBサイト上で、動画配信をメインに続々と映画のプレゼンテーションを楽しめます。
各作品の主要キャスト、監督が入れ替わり立ち代わりで登場・自作についての楽しく、熱いトークが炸裂しました。
『ワンダーウーマン 1984』
スピメモ:クリステン・ウィグ演じるヴィランの姿も明かされた
『ワンダーウーマン 1984』
監督:パティー・ジェンキンズ
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン
オープニングを飾るのはこの作品!ガル・ガドットを始めとする主要キャストや監督のパティー・ジェンキンズらがリモートで登壇。70年代のTVドラマ『ワンダーウーマン』の主役だったリンダ・カーターも登場!
パティー・ジェンキンズが「私たちは新しいワンダーウーマンを作るつもりはない。あなた(リンダ)のワンダーウーマンの意志を引き継いでいく作品にしたかった」と彼女を称えました。TVの『ワンダーウーマン』が好きだった自分としてもちょっと感動。
そしてこの場をかりて世界初お披露目となる『ワンダーウーマン 1984』最新予告編上映!ずっと秘密のベールに包まれていたクリステン・ウィグ演じるヴィラン、チーターの姿が明らかに!
『ザ・フラッシュ』
『ザ・フラッシュ』
監督:アンディー・ムスキエティー
出演:エズラ・ミラー、ベン・アフレック
エズラ・ミラーが進行をつとめ、監督のアンディー・ムスキエティーや脚本家、プロデューサーらがワイワイとトーク。まだ撮影前なので新映像とかはないのですが2つの重要なコンセプト・アートが披露目!
なんとフラッシュのコスチュームが新しくなる。よりスリムになった感じ。そしてバットマンとチームを組むことが判明。そのバットマンはコスチュームからして、ティム・バートン監督作でマイケル・キートンが演じたバットマンなのです! そうフラッシュが時空を超え別次元のバットマン(つまりティム・バートンの『バットマン』)と出会うのです!
『ザ・スーサイド・スクワッド』
監督:ジェームズ・ガン
出演:マーゴット・ロビー、タイカ・ワイティティー
ジェームズ・ガン監督が進行をつとめ、マーゴット・ロビー、イドリス・エルバら18人のキャストが(リモート出演で)一堂に会するという圧巻のステージ。イドリス・エルバがブラッドスポート、ジョン・セナがザ・ピースメーカー、と今まで伏せられていた役柄が判明。
さらにメイキングの風景を盛り込んだ世界初の映像がお披露目。マーゴット・ロビーのハーレイ・クインは赤い衣装です。とにかく一流の役者たちが演じるぶっとんだキャラが大暴れする!前作は夜のミッションでしたが、今回は白昼のアクションなのでなおさら派手!
『ザック・スナイダー版ジャスティス・リーグ』
スピメモ:ザック版ではフラッシュやサイボーグの活躍が増量!
『ザック・スナイダー版ジャスティス・リーグ』
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル
ファンの間でとても盛り上がっている期待作。2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』はある事情があって監督のザック・スナイダーが完成直前に降板。しかしここに来てザック・スナイダーが手直し&新シーンを追加したバージョンが、来年HBO ‒MAX(ワーナー系の配信サービス)でリリースされることになったのです。
今回のプレゼンではビデオ・メッセージの形でベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、レイ・フィッシャー、エズラ・ミラー、ガル・ガドットが順繰りに登場し、ファンから監督への質問を代行して読み上げる形で展開。そして予告編公開!登場するメイン・ヴィランのデザインも劇場版と異なり、フラッシュやサイボーグのアクションも増量!劇場版とは全く違う作品になりそうです!