「007」映画史上最高のジェームズ・ボンドと称されるスコットランド出身の名優ショーン・コネリーが10月31日死去した。

家族に見守られながらハバナの自宅で

コネリーはバハマに所有していた自宅で家族に見守られながら眠るように息を引き取ったという。息子で俳優のジェーソン・コネリーによれば、最近調子が思わしくなかったそうで、『父を知っていた方、全員にとって悲しい日です』とコメントした。また別のメディアが報じた妻ミシュリーヌさんのコメントによればコネリーは亡くなる前に認知症と闘っていたということ。
コネリーは62年「007」シリーズ第1作「ドクター・ノオ(初公開時タイトル「007は殺しの番号」)から5作目「007は二度死ぬ」、7作目「ダイヤモンドは永遠に」、そして番外編「ネバーセイ・ネバーアゲイン」の7回ボンドを演じ、史上最高のジェームズ・ボンド俳優と称されている。6代目ボンドのダニエル・クレーグも『映画界にとって偉大な功績を遺した一人』と故人をしのんでいる。

コネリーは、1930年8月25日スコットランドはエジンバラ生まれ。家は貧しく、牛乳配達、トラックの運転手など様々な職に就いた後に56年映画界入り。「史上最大の作戦」などに出演した後「007ドクター・ノオ」でジェームズ・ボンド役に選ばれ、世界的な人気を博す。熱烈なスコットランド独立運動の支持者で、プライベートではゴルフ狂。2000年にはナイトの称号を得ている。03年の「リーグ・オブ・レジェンド」を最後に銀幕からは遠ざかっている。08年には自伝を出版した。

またコネリーは87年の「アンタッチャブル」でアカデミー助演男優賞を、86年の「薔薇の名前」で英国アカデミー主演男優賞を受賞した演技力も評価されている。「007」の他にも「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」「レッドオクトーバーを追え!」「ザ・ロック」などの大ヒット作に出演。いぶし銀の魅力で多くのファンを獲得した。

ショーン・コネリー関連書籍

This article is a sponsored article by
''.