東京の闇社会を追ったアメリカ人記者の実体験に基づく
本作は全国新聞初の外国人記者として東京のアンダーグラウンドを駆け巡った著者ジェイク・エーデルスタインの「トウキョウ・バイス アメリカ人記者の警察回り体験記」が原作。その設定を元としたフィクションドラマが全8話で放送される。
主人公は、日本の大学を卒業し、日本式の新卒就職活動を経て大手新聞社に外国人として就職した記者。彼は警察担当となり、そこで出会った裏社会とも不思議な関係性を持つ刑事と絆を深めていく。そしてその刑事との家族ぐるみの付き合いや関係性を通じて、日本特有の文化や、日本の企業独特の組織構造を経験する。
一方で外国人という特性も生かしながらネタをつかみ、捜査協力を行ううちに、様々なアンダーグラウンドの世界へと巻き込まれる。新聞記者としての特ダネへのこだわり、日本の新聞社の文化、裏社会との取引、警察官でありながら捜査情報を流す者、それを取り巻くものたちが複雑に絡み合っていく……。
ドラマの撮影が東京都内で行われるにあたり、11月12日、アカデミー賞ノミニーでありエミー賞受賞のマイケル・マン監督とアカデミー賞受賞のジョン・レッシャー(エグゼクティブ・プロデューサー)、マン監督作品に参加するのは8作目となるジャニス・ポーリー(ロケーション・スーパーバイザー)らが都庁を表敬訪問。
小池百合子東京都知事と面会し、「素晴らしいシューティングができるよう、東京都としても様々なお手伝いをしたい」とバックアップを約束された。ハリウッドの超大作ドラマシリーズが日本で撮影されるとあって早くも話題となっている。
アメリカでは映像配信サービスHBO Maxで2021年中に配信予定、日本ではハリウッドとの初の共同制作ドラマシリーズを手掛け、日本国内の全権利を持つWOWOWが独占放送することが決定した。
第1話を手掛けるのは人気TVシリーズ『特捜刑事マイアミ・バイス』(84~89)を製作し、映画『マイアミ・バイス』(06)、『ヒート』(96)、監督賞ほかアカデミー賞7部門にノミネートされた『インサイダー』(99)や『コラテラル』(04)などを監督したことでも知られる名匠マイケル・マン。
今週より東京都内で撮影され、マイケル・マン監督が東京の街をどのように描くのか期待が高まる。
出演は『ベイビー・ドライバー』(17)でゴールデングローブ賞にノミネート、スピルバーグ監督『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年公開予定)の主役にも抜擢され、歌って踊れてアクションもできる大注目の次世代スター、アンセル・エルゴート。日本からは渡辺謙や菊地凛子の出演が決定している。
本作の情報解禁にあわせて、マイケル・マン監督と主演のアンセル・エルゴートからのコメントも到着した。
マイケル・マン監督 コメント
WOWOWはこれまでも素晴らしいサポートをしてくれており、WOWOWが日本でこの作品を独占放送することになってとても嬉しく思っています。
私たちは90年代終わりの大都会東京の本当の姿を浮き彫りにした作品を作りたいと思っているので、日本の皆さまにそういった部分も楽しんでもらえることを期待しています。
アンセル・エルゴート コメント
TOKYO VICEが日本で放送されることが決まってとても嬉しいです。東京は個人的にも大好きな都市の一つだったので、ここで撮影できることはすでに素晴らしい経験となっています。
また、東京という都市も作品の中で重要な役割を演じているので、この作品を日本の皆さまに見ていただくことが待ちきれません!
TOKYO VICE(原題)
WOWOWにて独占放送(※放送時期未定)