カバー画像:Photos by Samantha Zucchi/Insidefoto/Mondadori Portfolio via Getty Images, ROMA/MEGA/GC Images
レポート1:『ミッション:インポッシブル7』ローマで撮影再開!
2021年はトム・クルーズの年に!3年ぶりのシリーズ最新作
トム・クルーズの人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の第7弾が撮影再開された。2020年10月にローマでカー・アクションのロケをするトムの姿が目撃され、周囲には多くのマスコミやファンも駆けつけた。
ローマでの撮影はさる2月に予定されていたが、コロナ禍のため中止になっていたもの。ここでトムは炎上前のパトカーから共演のヘイリー・アトウェルを救助するシーンなどを撮影。マスコミのカメラに向けても手を振るなどリラックスした様子も見せる余裕のトム。
シリーズ初参加のヘーリーは今回重要な役を演じるようで、ローマの前にロケが行なわれたノルウェーでもトムと一緒に列車でのアクションシーンを撮影している。ただし彼女が敵なのか味方なのかは明かされていない。
『ミッション:インポッシブル7』は前作に続いてクリストファー・マッカリーが監督し、共演にはサイモン・ペッグ、ヴィング・レイムズ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービーらが再集合。
またシリーズ1作目に出演したキトリッジ役のヘンリー・ツェニーがカムバック。ヘイリーの他にポム・クレメンティエフが初登場する。本作に続くシリーズ8も同時に撮影されており、これまで以上に壮大なストーリーが展開するのではと見られている。全米公開は2021年11月19日(『8』は2022年11月4日)。2021年は夏に『トップガン マーヴェリック』の公開も控えており、まさにトム・イヤーになりそうだ。
「ミッション:インポッシブル7(原題)」
2021年11月19日(金)全米公開予定
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ヴィング・レイムズ、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン
レポート2:マット・デイモン最新作はマット&ベン・アフレックの黄金コンビが脚本を手がけた歴史大作
『ザ・ラスト・デュエル』
アイルランドで撮影再開したのはリドリー・スコット監督がマット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック、ジョディ・カマーら実力派を集合させる『ザ・ラスト・デュエル』。本来は2020年末に全米公開され、次期アカデミー賞を狙う有力作品の一つだったが、やはりコロナ禍のため撮影が遅れ、全米公開も2021年10月に延期。2022年の賞レースをにぎわしそうな歴史大作だ。
3月にはフランスでの撮影が終了していたものの、ようやく今秋アイルランド・ロケが再開された本作では、ティペラリー州にあるカヒア城にマット、アダム、ジョディーの姿が。物語の舞台は14世紀末のフランスで、妻を暴行した男に決闘を申し込む騎士の役をマットが演じる。
法的に認められた“最後の決闘”で、これを認めたのはシャルル6世。この国王を演じるのがベン・アフレックだ。ベンは元々決闘の相手ジャックを演じるはずだったが、他の作品製作とのスケジュールの都合でアダムに代わった。ちなみに共同脚本をマットとベンが担当している点も見逃せない。
現場にはマスク姿のスコット監督の姿も見られたが、スコット監督はこの後も『グッチ』(アダムはこの作品にも出演予定)やナポレオンの伝記映画、「エイリアン」シリーズの続編など新作予定が目白押し。まもなく83歳の高齢だが意欲はまだ衰えを見せていない。
「ザ・ラスト・デュエル(原題)」
2021年10月15日全米公開予定
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン、アダム・ドライバー、ジョディ・カマー、ベン・アフレック
Photos by Debbie Hickey/GC Images, MEGA/GC Images