「ワンダーウーマン1984」©2020 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics
ワーナー・ブラザースは12月3日、2021年公開の映画全作を、劇場と傘下の動画配信サービスHBOマックスで同時公開すると発表したことが米メディアで報じられた。

これは新型コロナウイルスに翻弄されるアメリカの映画興行にとって画期的な選択といわれている。

ワーナーはこれに先立ち、『ワンダーウーマン 1984』を12月25日に劇場とHBOマックスで同時公開すると発表。これはハリウッドの巨大企業であるワーナーにとって異例の選択で、業界人の間では1回限りの試みと考えられていた。

ワーナーのアン・サーノフCEOは「新しいコンテンツが劇場公開の生命線であることは認識していますが、それ以上に、大半の米国の劇場が2021年を通じ縮小営業となる可能性が高いという現実を考量しなければなりません」と発言したという。

来年公開の映画には『マトリックス4』のほか、ドニ・ヴィルヌーヴ監督のSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』などがあり、映画は劇場公開から1か月間、米国内ではHBOマックスで視聴可能。HBOマックスが始まっていない国外では劇場での公開を継続することになりそう。この決定は米テレビドラマ「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」のスピンオフ作品『The Many Saints of Newark』や、DCコミック新作『ザ・スーサイド・スクワッド』、『トムとジェリー』、『ゴジラVSコング』など、少なくとも17作に影響するといわれている。

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