「SNSのコメントは良いことを招かないよ」
本作は、漫画やゲームの要素を取り入れた新感覚のビジュアルエフェクトで描くエクストリーム・ガン・アクション。ネットに過激なコメントを書き込んでいたことが原因で、闇の組織に狙われることになったゲーム・プログラマーの青年が、本物のデスゲームに強制参加させられてしまう。ゲームの中でしか銃を撃った経験がないマイルズが2丁拳銃(=アキンボ)を武器にこの無理ゲーな殺し合いで生き残ることはできるのか―!?
主演を務めるのは『ハリー・ポッター』シリーズ、『スイス・アーミー・マン』のダニエル・ラドクリフ。ハリー・ポッター以降、様々な役柄に挑戦してきたラドクリフが両手に拳銃を固定されてしまうマイルズを熱演している。
そんな本作で脚光を浴びているのが名バイプレーヤーのリス・ダービー。ダニエル・ラドクリフ演じる主人公マイルズが最凶の殺し屋ニックス(サマラ・ウィ―ヴィング)から逃げまわる途中で出会う心優しき謎のホームレスを演じている。
リス・ダービーと言えば『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(19)でのゲーム内の謎の案内人ナイジェル役でもおなじみ。美声を轟かせる「ウェルカム トゥ ジュマンジ!」のセリフが印象的だ。
これまでには『パイレーツ・ロック』(09)、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(08)などにも出演。「役作りの天才」と呼ばれ、脇から映画を支える存在だ。
『ガンズ・アキンボ』ではガウンにパンイチで困り果てるマイルズに衣服と食事を提供する謎のホームレス・グレンジャミンを怪演。「マイルズに必要なアドバイスをする役だよ!」と話し、短時間ながら作品にアクセントを加えている。
インタビューでは、作中でマイルズが荒らしコメントで災難にあうことに因み、SNSでコメントすることに関して「そのうちコメントも無くなるんじゃないかな? そうなったら、みんなの人生は変わるだろう。人から承認してもらう必要なんてないんだよ。かつてはツイッターに笑える投稿をするのが好きだったけど、今では次の出演予定とか仕事を告知するためにしかツイッターは使わないんだ。政治的なコメントもしない。そういうのは良いことを招かないよ」と達観したコメントを残している。
漫画的なバイオレンスが好きだそうで、ニックスがやられるシーンを「最高」と太鼓判。天才バイプレーヤーの推しシーンに注目してみよう。
ガンズ・アキンボ
2021年2月26日(金)、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ポニーキャニオン
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