難民からオリンピック選手になった“国のない男”、グオル・マリアルの人生を追った感涙のドキュメンタリー映画『戦火のランナー』が2021年6月5日より劇場公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルも完成した。
![画像1: 難民から五輪選手になった“国のない男”を追ったドキュメンタリー映画が公開](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2021/02/27/f44b6caf24d10ac25ba10d8ecf52f9ca387580e0_xlarge.jpg)
本作は、2012 年に開催されたロンドン五輪で、個人参加(IOA、Individual OlympicAthletes)マラソン選手として祖国、南スーダンを胸に完走を果たしたグオル・マディング・マケア(グオル・マリアル)の人生をたどるドキュメンタリー映画。
戦争の続いていたスーダン。8歳のグオル・マリアルの命を守るため、両親は苦悩の末、彼を村から逃がした。
![画像2: 難民から五輪選手になった“国のない男”を追ったドキュメンタリー映画が公開](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2021/02/27/4e32861a65b35117f3cd5284fc2f7c5e890eca7e_xlarge.jpg)
しかし、戦場をさまよい歩くグオルは武装勢力に捕まってしまう。走って逃げることに成功し、難民キャンプで保護された彼は、幸運にもアメリカへ移民するチケットを手にする。
高校に入学し、走ると他を圧倒。初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得る。まるで走ることが彼の運命だったかのように。
しかし、建国されたばかりの南スーダンには国内オリンピック委員会がなく、代表する国がなかった。出場が危ぶまれたが奇跡が起こる。国際オリンピック委員会(IOC)が“国のない男”といわれた彼の個人参加選手としての出場を認めたのだ。
一時は“国のない男”と呼ばれた彼に待っていた、栄光の舞台とは——。不屈の精神で走り続けるグオルの人生に心を揺さぶられずにはいられない感動作だ。
戦火のランナー
2021年6月5日(土)シアター・イメージフォーラム他全国順次ロードショー
配給:ユナイテッドピープル
©Bill Gallagher