70年も続く『SCREEN映画大賞』には数々の記録が生まれています。映画ファンなら知っておきたいトリビアを披露しましょう。

最も多く1位を獲得したスターは?

1位獲得数、ベストテン連続入選数なども圧倒的なオードリー・ヘプバーン

なんといっても永遠の妖精オードリーが計14回の1位を獲得していて最多。次にジョニー・デップの11回が続く。10回以上トップを獲得したのはこの二人のみ。

女優ではアンジェリーナ・ジョリーが6回、男優ではアラン・ドロンが7回で二番手に控える。5回獲得したのはスティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、テイタム・オニールの3人。1度でもトップに輝くのは難しいが、複数回というのはなかなか至難の業なのだ。

さらにオードリーは、70回のうち57回もベストテン入りし、連続26年間(1956年から1981年まで)テン入りという大記録もある。『ローマの休日』(1953)の初公開からすでに60年以上。これだけ愛されるスターは別格だ。

最も多く連続して1位を獲得したスターは?

王座に10年間も君臨したジョニー・デップ

『パイレーツ・オブ・カリビアン』(2003)の第1作が公開されて以来、10年間に渡って王座を守り続けたのがジョニー。ちなみに11年連続を阻んだのは「SHERLOCK /シャーロック」(2010)のベネディクト・カンバーバッチだった。

ジョニーは2位に陥落した翌年、再び首位に返り咲いている。女王オードリーでも6年連続が最高で、ここまで長い間、ナンバーワンを保持するのは至難の業。

今回も2位に再浮上していて、その人気は今も根強い。ジョニーは『ギルバート・グレイプ』(1993)が日本公開された年から数えて計25回ベストテンに入っている。これは男優ではトム・クルーズの計31回、ブラッド・ピットの計26回に続く数字で、まだ記録は伸びそうだ。

ブラッド・ピット

ベネディクト・カンバーバッチ

最年少で1位になった男優と女優は?

「ハリー・ポッター」コンビのダニエル・ラドクリフエマ・ワトソン

画像: 「ハリー・ポッター」コンビのダニエル・ラドクリフとエマ・ワトソン

歴代最年少で1位になった男優は『ハリー・ポッター』(第一作:2001)のダニエル・ラドクリフで、第51回の時、『ハリポタ』公開でいきなりトップに躍り出た。この時彼は12歳。女優部門も同作のエマ・ワトソンで、ダニエルの翌年、やはり12歳でいきなり1位に。

ちなみにこれに続くのは、男優が『ターミネーター2』(1991)のエドワード・ファーロングで14歳の時、女優が『がんばれ!ベアーズ』(1976)のテイタム・オニールで13歳の時だった。

これと逆に最高齢で1位を獲得したのは、男優が今回のトム・クルーズで、現在彼は58歳。女優は44歳の時のオードリー・ヘプバーン。これは生存中の記録で、彼女は63歳で亡くなった後、14年経って再度1位に輝いた。

エドワード・ファーロング

テイタム・オニール

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