「プラダを着た悪魔」(2006)
新生活お仕事ムービーの決定版といえばコレ!
監督:デヴィッド・フランケル
出演:アン・ハサウェイ、メリル・ストリープ、エミリー・ブラント
あらすじ
ジャーナリスト志望のアンドレアは、一流ファッション誌『ランウェイ』にアシスタントとして就職。鬼編集長ミランダの無理難題な要求に応えながらも、仕事の楽しさを見出していく。
言わずもがなの新生活お仕事ムービーといえば、こちら! オープニングの、ミランダ(メリル)が出社するまでの数分間に編集部員たちがバタバタ準備するシーンで、もうすでにアガります♡
ファッション=軽薄と決めつけていたアンドレア(アン)だけど、まずは自分からおしゃれになることを決意。賛成できなくても一旦そこでのルールを受け入れてみること、案外大事かもしれません!
「ブルックリン」(2015)
“上京”についてのリアルを真正面から描く
監督:ジョン・クローリー
出演:シアーシャ・ローナン、ドーナル・グリーソン、エモリー・コーエン
あらすじ
1950年代、アイルランドからニューヨークへやってきたエイリシュ(シアーシャ)。大都会に戸惑いながら、イタリア系移民のトニーと出会い新たな生活を送る彼女のもとに、故郷からある報せが届く。
ブルックリン田舎から都会へやってくる女の子の物語は数あれど、これほどまでに“上京”を真正面から取り扱った映画はなかったのでは?
行きの船でお姉さんに指南を受けたり、ホームシックで泣いて、なんかもう「この気持ち、知ってる…!」が止まりませんでした。彼女の場合、それを打開したのは恋人トニーの存在。他人に必要とされることが、自分を支えてくれることもあるんですな~。
「摩天楼はバラ色に」(1987)
大企業の配送係が重役に成りすまして大奮闘
監督:ハーバート・ロス
出演:マイケル・J・フォックス、ヘレン・スレイター、リチャード・ジョーダン
あらすじ
大志を抱いてカンザスからニューヨークへやってきたブラントリーは、叔父が経営する大企業でなんとか職を得る。出世のため、配送係の合間に重役になりすますブラントリーだったが…!?
アイドル全盛期のマイケル・J・フォックス主演作。これでもか!というくらいコッテコテにエイティーズな衣装・音楽・展開が、何周も回って新鮮(褒めてる)!
重役のフリをするため、空いている部屋をオフィスに仕立てあげ、1日に何回も着替えて社内を飛び回るブラントリー(マイケル)。立身出世のためにはこのくらいのガッツとハッタリが必要なのかも…と反省しました。あと人望、超大事!
「ドリーム」(2016)
前例なき道を突き進む女性たちに元気をもらえる
監督:セオドア・メルフィ
出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ
あらすじ
1961年、アメリカバージニア州。NASAの研究所で計算手として働いていた黒人女性キャサリン(タラジ)は、宇宙特別研究本部へ異動を命じられる。そこは白人男性ばかりの、差別が根強く残る部署だった。
NASAの宇宙開発事業に貢献した3人の女性を実話に基づいて描いた本作。高い能力があるのにそれを発揮する場所がないなんておかしい! 前例がないなら自分がその開拓者になるしかないじゃない!と突き進む彼女たちに、めちゃくちゃ元気をもらえます。
週末にはごはんを食べながら会社の愚痴&恋バナ。そんな何気ないひとときが、自分を救ってくれたりもするもの!
「バーレスク」(2010)
歌手を夢見る少女がトランク一つで大都会へ!
監督:スティーヴ・アンティン
出演:クリスティーナ・アギレラ、シェール、エリック・デイン
あらすじ
歌手になる夢を持って、アイオワからLAにやってきたアリ(クリスティーナ)。なんとか「バーレスク・ラウンジ」で職を得た彼女は、ステージ上での突然のトラブルで生歌を披露したことから人気者になり…!?
田舎町のダイナーで歌手を夢見る女の子が、トランクひとつで都会に出てくる映画に悪いものはない! その自論が本作でも証明されてしまいました、ハイ。
うるさくて狭いオンボロアパートに暮らし、昼はしらみつぶしに職探し、日もとっぷり暮れた頃、妖しく光るその店を見つける…どこまでもベタな展開で大好き♡ 頼まれてもないのに勝手に働き出す図々しさも、時には必要?
「リアリティ・バイツ」(1964)
三人の若者それぞれの現実との向き合い方にグッとくる
監督:ベン・スティラー
出演:ウィノナ・ライダー、イーサン・ホーク、ジャニーン・ガロファロー
あらすじ
念願のテレビ局に就職するも、些細なことでクビになってしまったリレイナ(ウィノナ)。ひょんなことから年上のプロデューサーと出会い交際を始めるが、大学からの腐れ縁男子との間で、彼女は揺れ動く。
ジェネレーションX世代の青春を描いた本作、これが監督デビューとなったベン・スティラーが出演もしています(しかもちょっとかっこいい役で!)。
ウィノナを巡るイーサン・ホークとの三角関係も面白いけど、何よりグッとくるのは、三者三様の現実との向き合い方。妥協しながら働く者、夢を諦めきれない者、何をすればいいか分からない者…自分の生き方を考える指針にもなりそう。
「ラーメンガール」(2008)
アメリカ人女性が日本でラーメン職人を目指す⁉
監督:ロバート・アラン・アッカーマン
出演:ブリタニー・マーフィ、西田敏行、余貴美子
あらすじ
恋人を追って来日したアビーは、彼に捨てられ途方に暮れているなか一杯のラーメンに出会う。その美味しさに感動した彼女は、頑固オヤジのマエズミに弟子入りを志願。修行の日々が始まるが…。
日本語もままならないのに来日して、フラれて、その後出会ったラーメンに惚れ込み弟子入り志願するアビー(ブリタニー)。かなり行き当たりばったりだな!とツッコミたいところではありますが、それは自分の“好き! ” って気持ちに正直だからなのでしょう(そういうことにしておきましょう)。
欲しいものを欲しいと言う、幸せは自分から掴みに行く! この映画から学ぶこと、思ったより多そう。
「トレーニング デイ」(2001)
新人捜査官の上司は“歪んだ正義”の持ち主だった
監督:アントワン・フークア
出演:デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク、スコット・グレン
あらすじ
ロス市警の麻薬取締課に配属されたジェイクのトレーニングデイ(訓練日)。「狼を倒すには狼になる必要がある」と説くベテラン捜査官アロンゾと共に、彼の長い一日が始まる。
新人捜査官の勤務初日を追った異色のバディムービーにも注目。“任務遂行のためには、時には汚い手も使わねばならない”と主張するアロンゾ(デンゼル)に、次第に不信感をあらわにしていくジェイク(イーサン)。
ある程度は従ってみることも必要だけど、流石にこれは…!と思ったときは、新人だろうがなんだろうが、毅然とした態度でNOと言っていいはず。まあ、その見極めが難しいんですけど…!
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