「人とのつながり方」が大きく変化し、家族との関係性も見つめ直すことになったコロナ禍。緊急事態宣言が明けたいまだからこそ映画館で観たい、「家族の絆を描いた感動作」を4本ピックアップ! この春休みに、家族とは何かについて思いをめぐらせてみたり、家族、親子で一緒に鑑賞して感想を語り合ってみてはいかがだろうか。

家族との当たり前の尊さを再認識させてくれる『旅立つ息子へ』

一本目は、本日3/26 (金)より公開される『旅立つ息子へ』。自閉症スペクトラムを抱える息子を全力で守る父と、父の愛を受けとめて心優しい青年に成長した息子の愛と別れの旅を描く旅を描く、実話を基にした物語だ。

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画像: 3/26(金)公開『旅立つ息子へ』本予告/世界中がこの美しい親子愛に大粒の涙!! www.youtube.com

3/26(金)公開『旅立つ息子へ』本予告/世界中がこの美しい親子愛に大粒の涙!!

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世界でいちばん愛する息子のために、キャリアも捨て、子育てに人生を捧げてきた元グラフィックデザイナーの父。田舎で2人だけの世界を楽しんできた。ところがある日、彼らに突然の試練が訪れて…。

監督はイスラエルを代表する巨匠ニル・ベルグマン。息子ウリ役を演じた気鋭の新人ノアム・インベルは、リアリティ溢れる天才的な演技で『ギルバート・グレイプ』のレオナルド・ディカプリオの再来を彷彿させると世界中で評判に。

自閉症スペクトラムを抱える息子にとって、そばにいることが一番だと思っていた父が旅を通して、息子の人生にとって本当に大事なことに気づいていく、父ならば涙なしには観られない感動作だ。

試写会でいち早く鑑賞したパパ鑑賞者からは「親として見失いがちなことを教えてくれた作品。全てのパパに見てほしい。そして語り合いたい」「いつか、我が子を世界に送り出すその日のことを想うと、涙が溢れてきました」「日々の家族との当たり前の尊さを再認識させてくれる名作」といった共感と涙の声が多数あがっている。

旅立つ息子へ
3月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
配給:ロングライド
©︎ 2020 Spiro Films LTD.

韓国出身の移民一家がたくましく生きる姿を描く『ミナリ』

2本目は現在好評公開中の『ミナリ』。韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。第93回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞など計6部門にノミネートされ、オスカー最有力の一本でもある。

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【公式】『ミナリ』3.19(金)公開/本予告

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1980年代のアメリカ南部にやって来た韓国の移民家族。農業でひとやま当てたい父に振り回される一家に、様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。

タイトルの『ミナリ』は、韓国語で香味野菜のセリ(芹)。たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。

理不尽かつ不条理な運命に倒れてもまた立ち上がる――。人生は続き、明日は必ず来ることの貴さを伝えてくれる、今こそ求めていた希望の物語。

父には『ウォーキング・デッド』シリーズのスティーヴン・ユァン。監督は、あの『君の名は。』ハリウッド実写版を手掛けることでも話題のリー・アイザック・チョン。一家のおばあちゃんを好演して物語の重要なメッセージを体現し、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされているユン・ヨジョンの熱演にも注目だ。

ミナリ
全国公開中
配給:ギャガ
©2020 A24 DISTRIBUTION, LLC All Rights Reserved.

生きづらいこの世界に立ち向かう母娘の感動作『サンドラの小さな家』

3本目は4月2日(金)公開の『サンドラの小さな家』。『女王陛下のお気に入り』製作陣とアイルランドが生んだ新たなる才能クレア・ダンが贈る、今こそ見るべき人生再建の物語。生きづらいこの世界に立ち向かう母娘と隣人たちの奮闘と希望を描く感動作だ。

画像: 生きづらいこの世界に立ち向かう母娘の感動作『サンドラの小さな家』
画像: 4.2公開『サンドラの小さな家』予告編 www.youtube.com

4.2公開『サンドラの小さな家』予告編

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アイルランド・ダブリン。シングルマザーのサンドラ(クレア・ダン)は、虐待をする夫のもとから2人の幼い娘と共に逃げ出したが、公営住宅には長い順番待ち、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せない。ある日、娘との会話から、小さな家を自分で建てようというアイデアを思いつく。

住居を失った若い母親と子どもたちが、周囲の人々と助け合いながら自分たちの手で小さな家を建てる姿を描いたヒューマンドラマ。アイルランドを舞台にシングルマザーの貧困、家庭内暴力、住宅問題……といった現代社会にはびこる問題に鋭く斬り込み、かつ希望の物語として瑞々しく描き出す。

暗い世相を背景にしつつも、それでも強く生きる主人公たちを見つめるあたたかな視点は、イギリスの珠玉ケン・ローチ監督の作品を彷彿とさせる。

「力を与えてくれる、タイムリーな物語」(Variety)「驚くべき才能の出現」(Indie Wire)「最高傑作」(Little White Lies)と各メディアからも絶賛の声が上がる。この時代にふさわしいエンパワーメントな作品だ。

サンドラの小さな家
4月2日(金)新宿ピカデリー 、ヒューマントラストシネマ有楽町 ほか全国公開
配給:ロングライド
©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020

愛しさも寂しさも経験し成長していく親子の物語『約束の宇宙(そら)』

画像: 愛しさも寂しさも経験し成長していく親子の物語『約束の宇宙(そら)』
画像: 約束の宇宙そら:予告編 www.youtube.com

約束の宇宙そら:予告編

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最後の一本は4月16日(金)公開の『約束の宇宙(そら)』。宇宙飛行士でひとり親の母サラと、娘のステラ。会えない時間の中で互いに様々な壁を乗り越えていく。世界中の映画祭が温かい涙に包まれた、感動のヒューマンドラマだ。

ドイツの欧州宇宙機関(ESA)で、宇宙へ行く事を目指し、日々訓練に励むフランス人宇宙飛行士のサラ(エヴァ・グリーン)。7歳の幼い娘ステラと2人で暮らす彼女は、「プロキシマ」と名付けられたミッションのクルーに選ばれる。大喜びのサラだったが、このミッションに旅立てば、約1年もの間、娘と離れ離れになる。過酷な訓練の合間に、娘は母と約束する「打ち上げ前に2人でロケットを見たい」と。母は約束を果たし、無事に宇宙へ飛び立てるのか。

宇宙飛行士でひとり親の母と、幼い娘のロケット打ち上げまでの日々を描いたのは、『裸足の季節』の脚本が絶賛されたアリス・ウィンクール監督。

自身も幼い子供を持つ彼女が、宇宙飛行士という特殊な環境で働く母親と、その子供との特別な関係に焦点を当て、お互いを想い合うあまりぶつかり合い、愛しさも寂しさも経験し成長していく親子の物語を誕生させた。

約束の宇宙(そら)
4月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ 他にて全国公開
配給:ツイン
ⒸCarole BETHUEL ⒸDHARAMSALA & DARIUS FILMS

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