ナショナル ジオグラフィックの人気アンソロジーシリーズ『ジーニアス』の第三弾としてドラマシリーズ『ジーニアス:アレサ 』が 6月29日(火)夜10:00より日本初放送される。

ソウルの女王、アレサ・フランクリンの栄光と苦難の道 を描くドラマシリーズ

人類の歴史に偉大な足跡を残す「天才」たちの波乱に満ちた人生をドラマ化したアンソロジーシリーズ『ジーニアス』。 シーズン1はオスカー俳優ジェフリー・ラッシュ主演『ジーニアス:アインシュタイン』、シーズン2はアントニオ・バンデラス主演 『ジーニアス:ピカソ 』。この2作品でエミー賞を2部門受賞、 16部門ノミネートと世界でも高い評価を受けている。

今回、日本で初めて放送がスタートする、シーズン3『ジーニアス:アレサ』では「ソウルの女王」の異名を取り、 2018年に惜しまれつつこの世を去った 20世紀を代表する女性シンガー、アレサ・フランクリンの栄光と苦難の道を辿る。

画像: ジーニアス:アレサ - 予告編 (アメイジング・グレイス) | ナショジオ youtu.be

ジーニアス:アレサ - 予告編 (アメイジング・グレイス) | ナショジオ

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ソウル・ミュージックをメジャーなジャンルへと押し上げ、人権活動家として公民権運動やウーマンリブ運動にも深く関わり、平等で公平な社会の実現を望む全ての人々の精神的な支えとなったアレサ。彼女の重要なターニングポイントとなったいくつかの時代に焦点を絞り、時間軸を自在に行き来しながら、幾多の困難を乗り越えて天賦の才を開花させたアレサの軌跡が全8話で描かれる。

キャストには2019年の映画『ハリエット』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされたシンシア・エリヴォが主人公アレサ ・ フランクリン役 、 ブロードウェイの舞台劇『ラッキー・ガイ』では 2013年のトニー賞助演男優賞を受賞しているコートニー・B・ヴァンスがアレサの父親でフランクリン家の大黒柱であるC・L・フランクリン役を演じる。

画像1: (c)National Geographic

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今回は、アレサの吹替えを担当する坂本真綾(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ」真希波・マリ・イラストリアス役など)、そしてフランクリンの吹替えを担当する山路和弘(アニメ「進撃の巨人」ケニー・アッカーマン役など)からのコメントも到着した。

日本語吹き替えを担当した坂本真綾&山路和弘コメント

画像1: 人気ドラマシリーズ第三弾『ジーニアス:アレサ』が6月29日より日本初放送!日本語吹替えを担当した坂本真綾と山路和弘のコメントも到着

坂本真綾コメント

「神から与えられた音楽という翼で、アレサ・フランクリンは惜しみなく私たちに愛をわけてくれた。そのことが伝わってくるドラマです。アレサ役のシンシア・エリヴォさんの表情や、セリフではない沈黙の部分で語る演技が素晴らしく、その存在感に引っ張られて私も新しい扉を開くことができました。多くの方にご覧いただき、アレサの魂に触れてほしいと思います。」

山路和弘コメント

「若い頃、ほんとに若い頃。 BLACKな声に強く惹かれてた。ゴスペル、黒人霊歌、福音歌、詳しい成立ちは知らぬが耳にする度、鳥肌。真似て無理して嗄れ声を出し…。今思えば我が悪声の原因。アレサ・フランクリンの歌はどうしようも無く涙が溢れてくる。この作品に関われただけで光栄だ。父親C・L・フランクリン、か 。「私がお前を守ってやる」うん。いい父だ ん?あれ?なに?!お楽しみに。」

アレサ・フランクリン役シンシア・エリヴォのインタビューも到着

本作の主人公アレサ・フランクリンを演じるのは舞台ミュージカル『カラー・パープル』で 2016年のトニー賞主演女優賞を、そのオリジナル・キャスト・アルバムで 2017年のグラミー賞を、さらにそのテレビ中継番組でエミー賞を獲得し、2019年の映画『ハリエット』ではアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞にノミネートされた 世界的大女優シンシア・エリヴォ。彼女のインタビューをお届けする。

ー「ソウルの女王」とも呼ばれる偉大な女性を演じることにプレッシャーはありませんでしたか?

確かに、彼女ほどの有名人を演じるのは大きなプレッシャーでした。なにしろ、世界中の誰もがアレサのことを知っているし、みんなそれぞれに違ったアレサのイメージを持っていますよね。これはとても大きな責任を伴う任務であり、まるで高い山の頂上を目指すようなものでした。一歩ずつ確実に登っていくよう努力するしかないのだけれど、途中で頂上を見上げると不可能なことのようにも感じられた。

それでも絶対に登り切らなくてはと思えたのは、この物語を最大限の真実味をもって多くの人々へ伝えることが出来れば、きっと天国のアレサも喜んでくれるだろうと思ったから。アレサに誇らしく思
ってもらいたい。それが私にとって最大のモチベーシ ョンでした。

画像2: (c)National Geographic

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だから、芝居や音楽のパフォーマンスはもちろんのこと、ヘアメイクやタイムラインの正確性にまで細かく気を配りました。この時代になぜこの音楽やこのスタイルを選んだのかという事実には、その時アレサが何を感じて何を表現したかったのかが如実に表れているからです。

私たちは単に彼女の半生を物語として描くのではなく、アレサ・フランクリンという人物の全てに対して敬意を表したかった。いずれにしても、他人の評価を気にしていては仕事に集中することは出来ません。とにかく、可能な限り最善の努力をして、その結果を視聴者のみなさ んが受け入れてくれるよう願うしかないと思って演じました。

-アレサの人生はまさに山あり谷ありで、当時は黒人に不可能だと思われていたような成功を掴んだわけですが、そんな彼女の人生を通じて視聴者に何を感じて欲しいですか?

このシリーズで、非凡な才能を持った黒人の女性を取り上げるのは今回が初めてのことです。そうした観点から黒人女性にスポットを当てるわけですから、やはりまずは「天才」に肌の色も性別も関係がないことを知って欲しいですね。

画像3: (c)National Geographic

(c)National Geographic

でも私がみなさんに一番感じて欲しいのは、私たちの誰もが人生の経験を通して最良の自分になれるということ。みんなそれぞれが、違った才能や技術を持った特別な存在なんです。その中でも、黒人女性はしばしば過小評価されがちだと思います。この番組がアレサの偉大な功績を伝えるだけではなく、黒人女性が持つ可能性や黒人女性が直面する苦難について、理解を広めるための役に立って欲しいと思いますね。

ー一般的に歴史というのは白人男性の視点から語られることが多いと思いますが、このような番組が黒人女性の歴史にも光を当てることになると思いますか?

そうですね、私たち黒人女性が自分自身の手でこうした物語を伝えることで、歴史における私たちの足跡を知らしめることが出来ると思いますし、それが引いてはアフリカ系アメリカ人の歴史を紹介することに繋がると思います。このような機会がもっと増えて欲しいですよね。この番組で注目すべきは、プロデューサーにも監督にも、そしてスタッフにもキャストにも、大勢の黒人女性が携わっていることです。そこには特別な意味があると思います。

「ジーニアス:アレサ」日本初放送
6月29日(火)スタート
毎週火曜夜10:00~ほか(字幕)

6月30日(水) スタート
毎週水曜夜6:00~ ほか(二か国語)
※毎週 2 話連続放送 全8話

<#1 『 リスペクト 』>
幼い頃から父C・L・フランクリンの巡回説教の場で歌を歌っていたアレサ。その歌声は素晴らしく、喝采を浴び、父親の後押しでゴスペルを歌い始めた。大人になり、ソウルシンガーの道を歩むのだが、ヒットに恵まれなかった彼女はアトランティック・レコードでのアルバムを最後のチャンスと思い録音に臨むのだった。音楽を愛するシャイで物静かな少女アレサは、いかにして偉大な「ソウルの女王」へと成長したのか。

©National Geographic

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