“夢を捨てるのは死ぬことと同じだ”
『フラッシュダンス』(1983)ニック
ピッツバーグでプロのダンサーになる夢を追う19歳のアレックス(ジェニファー・ビールス)は、昼は製鉄所の溶接工、夜はクラブダンサーとして働きながら練習に励んでいた。やがてオーディションの日がやって来る。
ダンスが生きがいの主人公アレックスの才能を見抜いたのは、彼女が働く鉄工所の社長ニック。でもアレックスはあれこれ理由をつけてダンサーになる夢から遠ざかろうとする。そんな彼女の態度を見たニックは「夢から逃げるな」と言っているのだ。
(C) 1983 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
“あんたは強くてクールで賢くて美しい。学校一どころか地球一ね。その人生の脇役になれる彼は幸せ者だよ”
『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)エイミー
卒業前日の真面目な女子高生モリーとエイミーは勉学に明け暮れてきたが、遊び回っていたような同級生らも一流の進路に進むことを知り、青春を取り戻そうと呼ばれてもいない卒業パーティーに乗り込むことを決意する。
学校の人気者ニックに恋しているが、自分なんて相手にされないと言うモリーに対して、親友のエイミーが励まし元気づけるシーン。誰かにここまで励ましてもらえたらネガティブな気分も一掃。持つべきはやはり親友!
© 2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.
“人生はほんの小さなきっかけでうまく回り始めるものさ”
『幸せの始まりは』(2010)ジョージ
31歳のプロソフトボール選手リサはある日クビになってしまう。メジャーリーガーの恋人マティと同棲していたリサだったが、彼の愛を信じ切れないリサは青年実業家というジョージとデート、奇妙な三角関係が始まる。
人生のどん底状態にあるリサとジョージがデートすることに。共にお先真っ暗の二人は惹かれあっていくが、ジョージが信じるある逸話をもとに、世の中には人生一発逆転もあるとリサに語る。そしてこの後二人の人生も動き出す……
“親父によく言われたよ。何をするにも全力でやれ。仕事するのも笑う時も。食う時は最後の食事だと思って食えってね”
『グリーンブック』(2018)トニー
人種差別の残る1960年代。天才黒人ジャズ・ピアニストがあえて差別の強い南部で演奏ツアーを始め、運転手兼用心棒にイタリア系を雇う。最初は衝突ばかりだった二人も、旅を続けるうち次第に分かり合えるように。
ケンタッキー州でフライドチキンを食べる場面。不衛生だと言いながらチキンを見つめるドンに対してトニーが食べてみろと促すセリフ。何事も嫌々やるより、真剣にやると意味合いが違ってくるもの。時には新たな発見もあるかもしれない。
(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
“もし道を見失ったとしても、もう一度やり直す力を持っていればいいんだ”
『ベンジャミン・バトン数奇な人生』(2008)ベンジャミン
80代の老体で生まれ、年を経るごとに若返っていったベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)の人生を、第一次世界大戦期から21世紀初頭までの激動の時代を背景に描くドラマ。デヴィッド・フィンチャーが監督した。
年を取るごとに若くなってしまうベンジャミンは生まれた娘の誕生日に家を出て、毎年娘の誕生日に手紙を送る。その中の文章で、この言葉以外にも愛する娘に対して最高の人生を送ってほしいという願いをしたためている。
(C)2008 Paramount Pictures Corporation and Warner Bros. Entertainment All Rights Reserved
>>『心に響く映画の名セリフ特集』はこちら