ダイアン・レインや脚本を絶賛したコスナー
『すべてが変わった日』は、1960年代を舞台に、暴力的な男と再婚した義理の娘と孫を連れ戻すべく、常識が通用しない異様な一家に立ち向かっていく夫婦を描く、西部劇の香りを纏わせたサイコスリラー。
『マン・オブ・スティール』(13)、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16)に続き共演となったダイアン・レインとケビン・コスナー。コスナーはレインについて「ぼくが演技を好きな理由や、準備に余念がなく才能あるダイアンみたいな役者と共演するのがとても楽しいってことを再認識させられたよ」と共演を楽しんだことを語り、「ダイアンはもう、本当にトップクラスだね。スクリーン上に出てきた瞬間にぴたっとはまるんだ。素晴らしい主演女優だと思う」と絶賛。
また、本作では元保安官のジョージを演じたコスナー。役については「相当な大物を捕まえるのに一役買ったこともある…言うなれば人間ハンター」と説明し、「そういう(保安官の)人生は過去に置いてきたのに、どうしても自身からは消えないんだ」とベテランならではの深い考察を見せた。
役作りについては「髪型であれ何であれ、その時々に合ったスタイルを作るようにしている」コスナー。今作は「準備は…そうだな…。もう何もかも完璧にできあがっていたんだよ、本当に。脚本も素晴らしかったし、僕が何かを持ち込まないとならないような、足りないものは何もなかったね」と脚本の素晴らしさを語り、「もうあとは脚本の内容に入り込んで、真相を探り、そしてそれを…男性でも女性でも演技を見る人が理解できるようなリズムで表現しようと頑張るだけだったよ」。
また、「実はリハーサルが大好きなんだ」と明かしたコスナー。「他の人がリハーサルを一生懸命やっているのを見るといいなと思う。たとえ映画に入らなかったシーンだったとしても、リハーサルをすることで新しい発見があると感じるんだ。僕はこの仕事が大好きだからね。リハーサルから得る情報は多いよ。幸せを感じるね」と役者の仕事への愛を見せた。
最後に、本作について「よく“観客に何を感じてもらいたいですか”という質問をよく受けますが、私の答えはありきたりで、“お金を払うだけの価値があったと感じてほしい”ということだね。だから映画を観た後に、ずっと忘れられない何かを感じてくれたらいいと思う」と真摯に思いを語った。
本作の「ずっと忘れられない何か」とは?ぜひ劇場で確かめてほしい。
『すべてが変わった日』は8月6日(金)全国ロードショー
【ストーリー】
1963年、モンタナ州の牧場。元保安官のジョージ・ブラックリッジと妻のマーガレットは、落馬の事故で息子のジェームズを失う。3年後、未亡人として幼い息子のジミーを育てていた義理の娘のローナが、ドニー・ウィーボーイと再婚。暴力的なドニーがローナとジミーを連れてノースダコタ州の実家に引っ越したと知ったマーガレットは、義理の娘と孫を取り戻すことを決意する。しかしジョージとマーガレットを待ち受けていたのは、暴力と支配欲ですべてを仕切る異様な女家長、ブランチ・ウィーボーイだった……。
<CAST>
ダイアン・レイン、ケビン・コスナー、ケイリー・カーター、レスリー・マンヴィル、ウィル・ブリテン、ジェフリー・ドノヴァン、ブーブー・スチュワート
<スタッフ>
監督・脚本:トーマス・ベズーチャ
原作:ラリー・ワトソン
『すべてが変わった日』
8月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国ロードショー
配給:パルコ ユニバーサル映画
公式サイト:subetegakawattahi.com
Twitter:@subetegakawatta
Facebook:facebook.com/subetegakawattahi
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