イタリアの美しき港町の風景と共に語られる製作秘話！『あの夏のルカ』特別映像が公開

① 『あの夏のルカ』の誕生秘話を、美しいイタリアの映像とともに紹介

1つ目の映像では、監督のイタリアでの原体験が映画に反映されていることが分かる。

カサローザ監督の出身はイタリアの港町ジェノヴァ。「イタリアの故郷を離れてアメリカで夢を追っている、と地元が恋しくなる。募る郷愁の念を創作に生かして、走り回ってた子供時代の記憶や私のルーツを描こうと思った」語る。

舞台のモデルは北イタリアにある5つの村から成るチンクエテッレ。独特な雰囲気、暑さ、海の様子、食事などイタリアの美しい夏の一部始終を再現すべく、スタッフは何度もリサーチに訪れたという。その綿密なリサーチの結果、美しいイタリアの風景を舞台にした『あの夏のルカ』が誕生した。

② 建物、家、人物、街中の洗濯物からも受けたインスピレーションの数々

2つ目の映像では、チンクエテッレの人々の生活風景が作品に反映されていることが分かる。

「（舞台となった北イタリアのチンクエテッレは）奇抜で独特な建造物ばかりでどれも自然への敬愛を感じる」と、建物の細かい様相までも観察したと話す。ジュリアの家のモデルになった家も、実際の映像と鮮やかな初期のデッサンとともに紹介され、「巨体の漁師マッシモ（ジュリアの父）の家は、海のそば以外に考えられない」など、キャラクターに合わせながら建物の立地なども熟慮したことがうかがえる。

特筆すべきは、重要な要素になったという「洗濯物」。「色とりどりの建物の壁に列を成す洗濯物は、すごく象徴的な光景よ。裏通りには必ず洗濯物が風に揺れて優雅さや気品を漂わせてたわ。人の手で干された洗濯物はその人の１日を物語ってる、小さな物語の語り手なの。現地では広場に足を踏み入れた途端に衣類を干す人に出会うの」と、アート・ディレクターのジェニファー・チャンは語っている。何気ない街の風景からも数え切れないほどのインスピレーションを受け、美しく素晴らしい物語を創り上げられたのだ。

『あの夏のルカ』MovieNEXには、「イタリアへの取材旅行」のほかにも、製作の舞台裏に迫る「シー・モンスターの秘密」、「最高の友達」、そして幻の「未公開シーン」には“もうひとつのオープニング”が収録されるなど豪華ボーナス・コンテンツが多数収録（デジタル配信（購入）にも一部収録）。本編と合わせてぜひ楽しんでほしい。

『あの夏のルカ』
デジタル配信中／9月1日（水）MovieNEX発売
© 2021 Disney/Pixar
発売／ウォルト・ディズニー・ジャパン