カバー画像:映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』2021年9月3日(金)全国公開 ©Marvel Studios 2021
イントロダクション
マーベル・スタジオの新時代を築く新ヒーロー誕生!超人的な身体能力を持ちながら、最強であるがゆえに自ら戦うことを禁じた新ヒーロー、シャン・チーが、自分の運命に葛藤しながらも、世界の未来をかけた戦いに挑んでいく。
そんなシャン・チーの得意技は、超武術と言っても過言ではない、マーシャル・アーツ。というのも、彼のマーベル・コミック初登場は1973年。当時の『燃えよドラゴン』(1973)『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972)などのブルース・リーの世界的大ブームを踏まえて生まれたヒーローなのだ。
そのマーシャル・アーツ系アクションの魅力が映画にもたっぷり詰め込まれているのは、予告編でも証明済み。監督のデスティン・ダニエル・クレットンは本作のアクション演出について、ジャッキー・チェンの映画とアン・リー監督のVFX東洋武術アクション映画『グリーン・デスティニー』(2000)を参考にしたと発言。
主演にマーシャル・アーツの技術を持つ中国出身俳優シム・リウを抜擢し、撮影監督には『マトリックス』三部作を撮ったビル・ポープを起用。『マトリックス』をより進化させた最新型のマーシャルアーツ・アクションをたっぷり見せてくれるはず。
ストーリー
マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生。悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓った優しすぎる男、シャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか?
自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、〝本当の強さ〞に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメント。
新ヒーロー シャン・チーとは?
現在はホテルの従業員!?
父の元を去ったシャン・チーは、自分の本名や過去、身体能力のすべて隠して、サンフランシスコのホテルで働き、従業員仲間たちと普通の生活を送るようになる。しかし、仲間には隠して、武術の鍛錬は続けている。
武術の達人
コミックでは“マスター・オブ・カンフー”と呼ばれるカンフーの達人。ごく小さな頃から中国武術を訓練されているので、技術も知識も超人的。素手での格闘だけでなく、ヌンチャク、太刀、剣などの武器の名手でもある。
“テン・リングス”を継承する!?
シャン・チーの父親は、息子が生まれた時から、彼を犯罪組織“テン・リングス”の後継者として育ててきた。シャン・チーはそれを拒んで父の元を去るが、父親は彼を呼び戻そうとする。この結論は果たしてどうなる?
登場人物紹介
シャン・チー(シム・リウ)
一族に伝わる伝説の腕輪“テン・リングス”の持ち主に相応しい強さを身につけるため、幼い頃から激しい修行を耐え抜き、武術の達人になる。しかし、父の組織が犯罪や殺人をしていることを知り、父の元を去る。
ケイティ(オークワフィナ)※画像右
シャン・チーの同僚で親友。彼の働くホテルで利用客の自家用車を駐車するバレーサービスを担当している。
シャーリン(メンガー・チャン)※画像左
シャン・チーの妹。家族に対して複雑な思いを抱いていて、どこで何をしているかは不明。
デス・ディーラー※画像右
コミックではテン・リングスを囮捜査する英国諜報部員で、三枚刃のナイフの達人。映画版の正体は果たして!?
シュー・ウェンウー(トニー・レオン)※画像左
一族に伝わる伝説の腕輪“テン・リングス”の持ち主で、武術の達人。リングを使って超人的な力を発揮する。秘密組織“テン・リングス”を率いるリーダーでもある。
ここに注目!他のMCU作品とのつながり
“テン・リングス”は『アイアンマン』(2008)にも!
『アイアンマン』(2008)でトニー・スタークを誘拐したテロリスト集団の名前が“テン・リングス” だった。また、『アイアンマン3』(2013)には英国俳優ベン・キングズレーが演じる“テン・リングス”のリーダーが登場するが…?
MCUでおなじみのあのキャラが登場!
予告編のリングで戦っているのは『ドクター・ストレンジ』シリーズのドクターの相棒ウォン(ベネディクト・ウォン)と、『インクレディブル・ハルク』でハルクの血清を使った人間が変容したクリーチャー、アボミネーションだと、マーベル社長ケヴィン・ファイギが認めた。他にもMCUキャラが登場する可能性もあり?
『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
2021年9月3日(金)公開
アメリカ/2021/ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
出演:シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨー
©Marvel Studios 2021