『スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ』は、世界で大注目のアクション・ドラマ「S.W.A.T.」のシーズン4を、8月20日(金)より独占日本初放送! 本作はロサンゼルスを舞台に、強盗事件、テロリズム、刑務所暴動、麻薬取引、ギャング抗争といった、凶悪事件の収拾に発動するロサンゼルス市警察所属の特殊武装戦術部隊S.W.A.T.の活躍を描く。緊迫感ある銃撃戦や臨場感あふれるカーチェイス、凶暴な犯罪者との素手での直接対決など、映画並みの迫力あるアクション・シーンに注目! 本作で、地元民の信頼を得ていることを買われ、S.W.A.Tチームのリーダーに抜擢される主人公・ボンドーを演じるシェマー・ムーアがインタビューで撮影現場を振り返る!

シーズン4は、現実に起きていることをストーリーに取り込んだ

──コロナ禍でのシーズン4の撮影はいかがですか?

テレビシリーズの中ではS.W.A.T.がコロナ禍で最初に撮影を再開したと聞いている。僕たちはモルモットだなんて冗談を言い合っている。S.W.A.T.で実験して他の番組もどうするか決めれば良いってね(笑)。でも撮影は順調に進んでいて、そのことを誇りに思っている。

厳しいルールに従っているよ。撮影が開始した時には、キャストとともに週3回、火曜、木曜、土曜日に検査を受けていた。でもS.W.A.T.はアクションシーンで接触が多いこともあり、今は安全のために毎日検査を受けている。1日に1回の時もあるし、2回検査することもある。仕事には車で行くが、降りる前に体温を測られる。その後メイク用のトレーラーに行く前に、今度は両方の鼻の穴に綿棒を突っ込まれて検査される。脳みその中を引っかき回されている気分になるね(笑)。検査の種類によってはコップの中に唾液を吐き出す時もある。でも安全のために対策を取ることは良いことだ。そして撮影の仕方も工夫されている。150〜200人のスタッフが3つのチームに分かれて撮影をしている。撮影中もソーシャルデイスタンスを保って、カメラが回っていない時はマスク着用が義務付けられている。撮影スタッフはマスクとフェイスシールドを着用。加えて青と緑のレインコートのような防護服と手袋も身につけて、できる限りの対策を取ってみんなの安全を守っている。

画像1: ──コロナ禍でのシーズン4の撮影はいかがですか?

シーズン4の第1話は世の中の現状をそのまま取り入れたエピソードだ。S.W.A.T.のスリル満点の楽しいアクションや例のテーマソングも健在だけれど、現実に起きていることをストーリーに取り込んだ。今までも学校での銃乱射、麻薬取引、警官の自殺、人身売買など社会問題を扱ってきた。2020年はコロナやジョージ・フロイド、アマード・アーベリー、ブリオナ・テイラー、ジェイコブ・ブレイクらへの人種差別による悲劇が起こり世界中の関心を集めた。これらは間違っていて決して起こってはならないことだ。僕らはみんな同じ人間で、黒人、白人、アジア系、ラテン系、肌の色は関係ない。目で色は見えるけれど、色ではなく人間そのものを見るべきだ。S.W.A.T.ではそのことを伝えようとしている。

そしてシーズン4の第1話ではまさにジョージ・フロイドや1992年のロサンゼルス暴動のことを取り上げる。ロスの暴動で警官に暴行を受けたロドニー・キングと、その28年後に同じく警官の暴行によって起きてしまったジョージ・フロイドやブリオナ・テイラーらの死を扱ったエピソード。また事件に対する抗議運動や黒人と警察の分断についても語られる。黒人のホンドーが警察として公正に前向きに変化を求めて黒人コミュニティーを救おうとする。警察と一般市民の分断、そして今アメリカや世界で何が起こっているか。これらのことが語られる。すごく大胆な試みだけれど、とても大切なことで、S.W.A.T.はこの物語を語るのにぴったりの番組。なぜなら、僕らはニュースで毎日目にする警察のユニフォームを着て演じているから。そして視聴者に思いが通じ、そこから学んでもらい、共感を誘い、みんなの一体感が得られることを望んでいる。多くを求めているようだが、とても意義のあることだ。

画像2: ──コロナ禍でのシーズン4の撮影はいかがですか?

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