本年度のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞したマッツ・ミケルセン主演の『アナザ―ラウンド』が9月3日(金)より公開される。本作の公開を記念し、『孤独のグルメ』原作者・久住昌之、ホフディランの小宮山雄飛、そして映画評論家の森直人によるオンライントークイベントが8月26日に実施された。

「孤独のグルメ」久住昌之は“さすが”のエピソードを連発

画像: (左から)小宮山雄飛、久住昌之、森直人

(左から)小宮山雄飛、久住昌之、森直人

「孤独のグルメ」原作者の久住昌之、音楽業界きっての食通・小宮山雄飛(ホフディラン)、映画評論家の森直人が顔をそろえた今回のトークイベント。「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明する冴えない高校教師たちの物語にちなみ、ビールを飲みながら「お酒と映画」についてたっぷりトークが行われた。

画像: 久住昌之

久住昌之

映画の感想を問われると久住は「お酒で人生がうまくいくという映画は新しいよね、ビールのパーセントは見るけど血中アルコール濃度について考えることはなかった」、小宮山は「デンマークはお酒のルールが違うんですよね?最初それがわからなくてちょっと混乱しました。そこの部分を知ってから見た方がいいですね」と、映画の中で高校生と先生が普段のお酒の飲み方に関して話しているシーンに触れアドバイス。森は、「自分はお酒が飲めないけど、この映画は大傑作だと思ってる。0.05%緩めるとかリラックスするというのがメタファーじゃないかと思う。人生ちょっとくらい緩めた方がうまくいくんじゃないかっていう」と下戸でも楽しめると断言。

仕事中に常に酔っぱらう実験をする先生たちということで、仕事しながら飲酒するかという話になると、久住は「普段は仕事が終わってからしか飲まないけど、30代の時に1回だけライブでトリだったんだけど、リハ後に4~5時間空いちゃったときがあって、その間に呑んでたらすごい酔っぱらっちゃって肝心のライブを全く覚えてなかったことがある」とさすがのエピソードを披露。

画像: 小宮山雄飛

小宮山雄飛

小宮山は「基本飲まないですね。飲みながらする今日みたいな仕事もあるけど、基本後で反省してます(笑)」。また、劇中で先生たちがこの実験をしていく中で学校の中で体育倉庫などにお酒を隠したりしていることに触れ、「やることが大胆でびっくりした」と久住。自分たちならどこに隠す?という話になり久住は「用務員室でしょ」と即答。デンマークのお酒事情に終始驚いていた小宮山は「(仕事中にお酒を飲むのは)ダメなんですよね?倫理的に」と大混乱していた。

デンマークではお酒に関する年齢制限がないということが説明され、初めてのお酒の話になり、久住は「小学校3~4年生の時におばあちゃん家の2階で寝てたんだけど、一度階段が登れなくて途中で寝ちゃったことがあって、その時運んでくれたおばあちゃんが、なんでだろうと思って下の階に行ったら、梅酒の梅の種が机の上に10個くらい置いてあったらしくて、あの子酔っぱらったんだ!ってみんな大爆笑だった」とほほえましいエピソードを披露。

そのほか、普段のお酒の飲み方、コロナ以降のお酒事情、吐くまで飲んでいたのは何歳まで?、食べ物がおいしそうな映画や、久住による「孤独のグルメ」裏話など多岐にわたる爆笑トークが繰り広げられた。

劇場来場者特典も発表

劇場来場者プレゼントの詳細もこのたび解禁となった。9月3日(金)からの初週来場者にはデンマーク版ビジュアルポストカードが全劇場でプレゼントされる。9月10日(金)からの2週目の来場者には、オリジナル非売品コースターが全劇場にてプレゼントされる。どちらも数量限定、なくなり次第終了のレアアイテムとなるので是非ゲットしていただきたい。

『アナザーラウンド』は9月3日(金)より公開

画像: マッツ・ミケルセンが飲んで、酔って、舞う!『アナザーラウンド』本予告映像(90秒) youtu.be

マッツ・ミケルセンが飲んで、酔って、舞う!『アナザーラウンド』本予告映像(90秒)

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『アナザ―ラウンド』

9月3日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開

配給:クロックワークス

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