リアルな人間ドラマ×予測不能のスリルを見事に描き出したシェリダン監督
『Mr. & Mrs. スミス』(2005)、『ウォンテッド』(2008)、『ソルト』(2010)など、数々の作品で体を張ったキレキレのアクションを披露し、アクションヒロインの筆頭として世界的な地位を不動のものにしたアカデミー賞受賞女優アンジェリーナ・ジョリー(以下、アンジー)。『ボーダーライン』(2015)、『ウインド・リバー』(2017)で高い評価を得たテイラー・シェリダン監督と初タッグとなる最新作『モンタナの目撃者』では、「暗殺者×未曾有の山火事」から少年を守り戦う<サバイバルサスペンス>に挑んだ。
メイキングカットでは、シェリダン監督から演技指導されるアンジーの姿が。
監督に絶大な信頼を寄せるというアンジーは、「(監督は)気骨をも持ちながら自由奔放に、人間の気質とアクションを織り交ぜていく。そして美しくも有意義な物語を語るの。そんなフィルムメイカーはとても少ない。書くだけでなく監督もする。素晴らしいキャラクター、物語、魂を考え出す。本物の資質だ」と、リアルな人間ドラマを描く監督を讃える。
シェリダン監督は、本作でリアルな人間ドラマを描くにあたり「サイコパスが手当たり次第に動き回って危害を加え、ヒーローがそれを乗り越えていくのを見るだけの映画にしたくない」と明かしている。
また、「この物語はサバイバルストーリーであり、追跡劇であり、火事が起こる。差し迫った危険のリアルな恐怖がある。そのすべてが同時にキャラクターたちによって表現され、彼ら全員にのしかかってくる」と、未曾有の危機が登場人物たちに次々に襲いかかり、誰もが「恐怖に屈するか、乗り越えるのか」という究極の選択を迫られることについて語った。
そして「観客にとってエキサイティングでパワフルな体験になることを願ってやまない。現実に根差した、新鮮で本物の世界観を観客に感じてほしい。現実では、誰が勝つのか絶対にわからない。観客にもそういう旅を経験し、『驚いたな。こうなるとは思いもしなかった』と感じてほしい。それが私のゴールだ」と予測不能なスリルがあることを明かした。
メキシコとの国境地帯、アラスカの雪原を舞台にアメリカ社会の闇を描いてきたテイラー・シェリダン監督が今回選んだのは手つかずの大自然が溢れるモンタナ。シェリダン監督作は3度目の出演となるジョン・バーンサルも、「シェリダンは素晴らしいアメリカのストーリーテラーだ。彼はアメリカ西部を、未開の大自然を理解し、そういう土地での生活がどういうものかを知っている。彼の作品全てに、豊かさと信憑性がある。彼との仕事は素晴らしい」と彼の描くアメリカを絶賛している。
『モンタナの目撃者』は、9月3日(金)全国ロードショー!
STORY
森林消防隊員のハンナは過去に壮絶な事件を“目撃”したことでトラウマを抱えていた。ある日の勤務中、父の殺害現場を”目撃”してしまったがために暗殺者に追われる少年コナーに出会う。暗殺者たちによる父の死を間近で目撃したコナーは、父親が命をかけて守りぬいた“秘密”を握るたった一人の生存者だった。ともに“目撃者”である2人はタッグを組み、ハンナはコナーを暗殺者から守り抜くと心に決める。秘密を求めコナーの命を狙う暗殺者たちが刻一刻と2人に近づいていた。そして二人の前に広大なモンタナの大自然に燃え広がる未曾有の山林火災が立ちはだかる。彼らの行く手を阻む暗殺者と巨大な炎。コナーが命を懸けて守ろうとする“秘密”とは? ハンナは迫りくる暗殺者たちと自然の猛威という極限状態と戦い、コナーを守り抜くことができるのか?
監督・脚本:テイラー・シェリダン(『最後の追跡』『ウインド・リバー』)
脚本:チャールズ・リービット
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、フィン・リトル、エイダン・ギレン、メディナ・センゴア、ジョン・バーンサル
配給:ワーナー・ブラザース映画 アメリカ公開日:2021年5月14日
原題:THOSE WHO WISH MEDEAD #モンタナの目撃者
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/mokugekisha/
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